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カテゴリー別アーカイブ: ソリューション

ショットブラストのよくある課題

ショットブラストは、金属を錆びにくく加工する、砂やほこりなどの汚れを除去するなど、あらゆる工場で様々な用途で使用されています。

生産工程のなかで必要不可欠なショットブラストですが、使用頻度が高いだけに故障やトラブルもよく起きます。

今回は、そんなショットブラスト特有のよくある課題と対応策についてご紹介します。

そもそもショットブラストとは

ショットブラストとは、金属などの加工物の表面に細かい砂などを吹きかけ、表面を粗く削ることを言います。

表面に細かい凹凸を無数に付けることで、錆を防止したり、滑りにくくする、製品の強度を上げるなどの効果があります。

そのため、金属加工工場や鋳造工場など、様々な場面で使用されます。

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ショットブラストのよくあるお悩み・トラブル

ショットブラストの主なトラブルとして、以下のものが挙げられます。

消耗品である部品の交換を怠っていたために起こる機械的な問題や、電気的な問題などがあります。

 □エア消費量を削減したい

 □設置された場所や角度がいまいちで、投射が非効率的

 □予期せぬ動作を起こしている

 □研磨材が出ない、漏れる

 □投射が弱くなった

 □外国製の機器を使用しているため、トラブル時の対応が不安

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ショットブラストのお悩みはサイテックにお任せください。

私たちは電気制御工事会社として、お客様の課題を解決します。

主に機械の動作を制御する制御盤を確認・作業し、動作不良の原因を特定して修理したり、また最適な運転を実現するよう制御方法を変更するなどの工事を行います。

様々な工場での実績をもとに、稼働状況や工場内のスタッフの動線を考慮して、最適に運転できるような提案をいたします。

お問い合わせはこちらから


当社のサービス内容

 □動作不良の原因となる電気的トラブルを特定・修理

 □外国製ショットブラストの交換に伴う制御工事

 □制御盤内にタイマーを設置してエア消費量を削減

 □現場近くにスイッチを新設して操作性・安全性を向上

 □部品や機器の新設、交換に伴う配線工事

 □効率的な投射のための架台等の設置

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施工事例

実際にショットブラストやブロー装置に関して、お客様の課題を解決した事例をいくつかご紹介します。


電磁接触器の交換


9-3編

唸りのような異音があったために電磁接触器を交換した事例です。

ブローガンの取付


9-4編

砂回収のためのブローガン取付と、その効率的な制御を実現した事例です。

エア消費量の削減


9-5編

効率的な吹き付けでエアの消費量を削減した事例です。

サーマルリレーのトリップ原因とモーター点検方法

工場で欠かせない設備のひとつがモーターです。

コンプレッサやポンプなど、様々な設備で使用されており、故障してしまうと工場全体が止まってしまうこともあります。

今回は、モーターが停止するときのひとつの理由である「サーマルトリップ」と、モーターのトラブル点検方法についてご紹介します。

サーマルリレーの役割

サーマルリレーとは、モーター(主に三相モーター)が何らかの理由で過負荷となり、過電流が流れてモーターが焼損するのを防ぐ保護継電器です。

バイメタルとヒートエレメントが内蔵されており、過電流により発生する熱を検知して、異常が起きた際に回路を遮断(トリップ)してモーターを保護します。

サーマルリレーがトリップした場合、根本の原因を特定して修理しなければ、サーマルリレーをもとに戻しても頻繁にトリップしてしまいます。

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サーマルリレーがトリップする要因

サーマルリレーがトリップする原因は、大きく分けて電気的要因と機械的要因があります。

電気的要因

 □電磁開閉器の接点不良
□ケーブルの断線、電源の欠相
□絶縁劣化
□端子のゆるみ
□サーマルリレーの容量選定ミス
□調整つまみの設定値のミス

機械的要因

 □異物が挟まっている
□オイルミスト等による金属の腐食
□モーターの軸が固着
□ベアリングの損傷
□バルブや電動弁の故障

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ご用件で「お問い合わせ」をチェックし、「お問い合わせ内容」に「モータレポートのダウンロード」とご記入ください。

サーマルリレーの交換推奨時期

サーマルリレーの更新推奨時期は約10年ほどです。
設置環境や稼働状況によって大きく異なりますが、10年以上使用しているものについては、一度専門家による点検を行い、更新が必要かどうかを確かめることをおすすめします。

また、長く安全に使用するためには、他の設備と同様にメンテナンスが非常に重要です。
サーマルリレーは、気づかないうちに常に劣化を進行させるストレス(過電流や熱、ほこりや塵、温度・湿度、振動・衝撃など)がかかっています。
性能を長期間にわたって維持するためには、オペレーターや保全担当による日頃の点検(異音や異臭の有無、水・油・塵埃付着の有無など)と、専門化による定期点検が不可欠です。

モーターは、故障前の予兆を検知して早期対応が重要

ファンやポンプ、コンプレッサなど、モーターは工場内の様々な設備に利用されている重要な機器です。
工場のラインによっては、ひとつのモーターが故障トラブルなどで停止するだけで全体が停止してしまうこともあるため、絶対に止めたくないものです。
にもかかわらず、モーターのトラブルは意外と頻繁に起きてしまいます。
モーターの故障を防ぐためには、故障前に必ずある予兆を検知し、早期に対応することが非常に重要です。

モータートラブル時の点検実務レポートをプレゼント

今回工場担当者様向けに、「産業用モータ 故障トラブル時の点検実務レポート」を作成しました。

このレポートでは、最もポピュラーな誘導モータを例に、モータ緊急停止時の原因特定でどのようなことが現場でできるのかをまとめました。

このレポートの内容を勉強することで、モータが停止したときに確認すべきことを知り、モータの早期復旧につながることでしょう。

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モーターやサーマルリレーのトラブルはサイテックにお任せください

私たちは、岡山県倉敷市を拠点に電気制御工事を行う会社です。
モーターやサーマルリレーに関するご相談もこれまで数多くいただいてきたので、私たちの工事手順をご紹介します。

電気制御のプロとして、しっかりとお客様の課題を解決し、またアフターフォローやその後の設備運用のアドバイスなども行っていますので、
なにかお困りのことがございましたら、お気軽にご相談下さい。

お問い合わせはこちらから

1.制御盤にて原因を調査

制御盤面や盤内の状況を確認し、過負荷が原因でサーマルトリップが起きているのか、モーター回路の絶縁不良が原因で漏電が起きているか、サーマルリレーが正常に作動しているかなどを確認します。

また、サーマルリレーのリセットを遠隔で行えるように、機器の交換から繋ぎ込みを行うことも可能です。

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2.電動機の電気的・機械的故障をチェック

電気的な問題を確認するために、絶縁抵抗測定や、コイルのバランスに問題が無いかなどをチェックします。

機械的な問題の確認として、電動機を手で回して固着が無いかベルトの張りすぎがないかなどをチェックします。
また、虫やほこり、油などの汚れの付着が原因の場合もあるため、その場合はごみの取り除きも行います。

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3.最後に試運転

原因を特定・解決したら、最後に試運転を行い電動機軸受の異音が無いか、電流値は正常か、などを確認します。

しっかりと問題を解決したことを確認し、お客様に引き渡します。

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回転機器の予知保全

モーターなどの回転機器について、以下のようなお困りごとはないでしょうか?

 □モーターの急な停止によって工場全体の生産ラインがストップしてしまった…

 □いつも事後保全になってしまい、対応が大変…

 □年中稼働していて回転機器の点検・メンテナンスがしづらい…

 □人が入りづらい場所に設置してあり、近づけない…

 □多数の機器が設置してあり、ひとつひとつ点検するのは時間がかかる…

モーターなどの回転機器は、工場で稼働する様々な機械の動力源となっている非常に重要な機器です。

そのため、回転機器がトラブルや故障を起こしてしまうと、生産が止まってしまいます。

復旧に時間がかかると、修理代だけでなく生産ロスもその分だけ大きくなり、大きな損失となってしまいます。

工場の要となる機器だからこそ、トラブルを早期に発見して故障する前に対処することが非常に重要です。



「3つの保全」

工場の保全活動には大きく3つのアプローチがあります。

対象設備の優先順位や社内の人員体制などからどの手法を用いるかが決まってきます。

事後保全~BDM(Break Down Maintenance)~

読んで字のごとく、故障や不具合が生じてから対応する保全活動です。

突発的な対応となりスケジュールを立てることができないため、事後保全だけに頼っていると生産設備の稼働率を高い状態で維持することは難しいです。

そのため、故障しても生産ラインの停止などにはつながらず、メンテナンスよりも買い替えの方が安く済む設備に適しています。

予防保全~TBM(Time Based Maintenance)~

半年や1年などの期間や、部品の劣化具合に応じてメンテナンスをする保全活動です。

定期的なメンテナンスや部品交換によって未然に故障を防ぐことができますが、最適な点検期間を見定めるのが難しい場合もあります。

故障が即生産ラインの停止にはつながらないものの、事後保全の対象となる機械よりは重要度の高い設備に適しています。

予知保全~CBM(Condition Based Maintenance)~

近年IT技術の進化により可能となってきたのが予知保全です。

IoTデバイスなどにより設備の稼働状況を常時監視し、故障やトラブルの予兆を検知します。

その予兆をメンテナンスや修理のトリガーとして行います。

最適なタイミングでのメンテナンスや部品交換を可能にします。

回転機器などの工場全体の稼働に大きく影響する重要度の高い設備に対して適しています。

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回転機器の予知保全IoTデバイス

私たちが提案する「回転機器の予知保全を実現するIoTデバイス」は、10円玉ほどの小ささのデバイスを回転機に取り付けるだけで、回転機の振動周波数・温度データを自動で取得します。

収集したデータはクラウド上で一元管理され、PCなどでいつでも見ることができます。

また、異常データが検出された際にはメールで通知する機能も備わっています。

目視などの人の五感による点検では検知できない異常も早期に発見できるため、適切なタイミングでメンテナンスや部品交換を行うことができます。

小さな機器を取り付けるだけなため工事が不要であり、少額投資で始められるということがこのデバイスの特徴のひとつです。



実際の導入事例を紹介

社長だけに聞こえていた異音をデータとして検知し、故障の予兆を発見

社長はモーターの異音を感じていたものの、他の従業員に聞くと全くそのような異音は聞こえない、というお客様がいました。

試しに予知保全デバイスを取り付けてみると、社長だけに聞こえていた異音が異常な周波数として顕在化しました。

結果として故障による生産ロスや修理のコストを抑えることができました。

グリスの適切な充填タイミングを明確化させ、メンテナンス頻度の定量化に成功

回転機器への潤滑グリスは多すぎても少なすぎても劣化や摩耗を引き起こすため、一定の量を維持する必要があります。

しかし、そのグリスの充填の最適なタイミングを計るのは困難でした。

この予知保全IoTデバイスを導入して振動数と温度を計測することにより、グリス充填の最適なタイミングを可視化することができました。

結果として、機器の延命化につながりました。

無料でデモ機の貸し出し・結果報告書の提出サービスを行っています

当社では、IoTデバイスの購入の前に、デモ機の無料貸し出しサービスを行っています。

一定期間デモ機を貸し出して回転機器のデータを収集します。

使い方などを体感していただき、デモンストレーション終了時には、収集したデータを解析し、結果報告書を提出いたします。

実際にお試しで使用していただき、購入するかどうかの判断材料として本サービスをご利用できます。

ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらより

電気回路の図面(シーケンス図)作成

工場では多くの電気機器が稼働していますが、それらの運転を制御しているのが制御盤です。

制御盤によって工場内設備の複雑で効率的な運転が可能になります。

その制御盤内部がどのように接続しているかを表すのがシーケンス図ですが、度重なる設備改造などで現状と異なる場合があります。

私たちは、電気制御会社として図面の作成も行っています。

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電気回路図(シーケンス図)が現状と乖離していることもしばしば・・・

設備の改造や更新などにより、工場内の機器の状況は変化していきますが、電気図面もそれに合わせて更新していく必要があります。

しかし、小規模な変更の場合、図面を更新せずに工事を行ってしまうこともあります。

特に長年稼働している工場では、様々な理由で電気回路が現状の設備の状況と異なっていることがあります。

以下に、図面が現状と異なるものとなってしまう主な理由と、現状に合った図面を作成すべき理由をご説明します。

図面が現状と異なってしまう主な理由

□制御盤が古くて図面が見当たらない

□前任の設備担当者がいなくなり、図面がどこにあるのかわからない

□度重なる設備改造・更新で現状と異なる

□図面はあるが手書きで読めない部分もある

□前回作成した人の図面の書き方が違っている

□古い工場を買い取ったため、そもそも図面がない

□PLCが海外製のもので、図面も海外の表記方法のためわからない




正しい図面を作成すべき理由

現状の設備状況に合致した図面がないと、いざというときに以下のようなお困りごとが生じます。

急に図面が必要になってしまったときにもすぐに対応できるように、最新版の図面を管理しておくことは重要です。

□急な設備停止により設備改造が必要となったが、図面がないため時間がかかる

□新規設備導入の際にスムーズに導入ができない

□メンテナンスに毎回時間がかかる

□トラブルが起きた際に原因究明に時間がかかる

□設備状況を把握している人が限られており、その人がいなければ対応できない

□担当者交代の際、引継ぎがスムーズにできない



私達の電気回路図(シーケンス図)作成の特徴

わたしたちは岡山県倉敷市を中心に電気制御工事を行っている会社です。

制御機器の導入やPLCの改造・更新、工場等の電気機器に関する工事を行っています。

電気制御のプロとして、設備改造で複雑化した回路設計の図面作成も承っております。

手書きからのデジタル化、0からの作成、部分的な作成、、さまざまなご要望に対応

そもそもの図面がない方、電気図面はあるが手書きのものである、一応図面はあるが設備の新設などによりところどころ抜けている、、、など、お客様によってその状況はまちまちです。

私たちは、そのようなあらゆる状況に対応可能です。

一部分だけ図面作成をお願いしたいという方も遠慮なくお申し付けください。




将来的な運用まで考慮した最適な制御方法をご提案

シーケンス図面を見ると、設備の稼働状況の全体像が見えてきます。

その中で、「もっとここをこうすれば効率的に運転できるのに、、、」といったことも出てきます。

私たちは、現状の工場で課題としてあるものと今後どのように運用していくのかなども踏まえ、将来を見据えた運用に最適な制御方法などもご提案できます。

図面の作成だけでなく、小さなお困りごとなどもお気軽にご相談ください。





さまざまなメーカーの制御機器に対応可能

PLCなどの制御機器は国内・国外いくつかのメーカーのものがあります。

メーカーによって図面の書き方が異なっていることもあり、○○社製から××社製のものへと更新するとなったときに表記の違いによって戸惑ってしまう場合もあります。

三菱電機・オムロン・横河電機・キーエンス・シーメンスなど、あらゆるメーカーに対して対応可能です。





私達のサポートの流れ

1)お問い合わせ
下記のお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

2)現場調査・現状把握
お問い合わせいただいた後に日程調整を行ってお客様の工場を伺い、設備の稼働状況を把握いたします。

3)お見積書提出
現場調査をもとにお見積書を提出いたします。
「とりあえずだいたいの見積もりだけ知りたい」という方も大歓迎です。

4)図面作成
実際に図面の作成を行います。
ところどころ違っているが一応図面はあるという場合は、提出いただけると比較的早く作成できます。

5)完了報告
完成した図面をお渡しし、完了となります。
今後の運用のアドバイスなども一緒にさせていただくこともあります。

まずはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら

モータトラブル時の点検レポート

「モータが急停止した」「作動させようとしても立ち上がらない」という事態は、工場の保全を担当さえている方からすれば、最も避けたい事態です。
モータは様々な空調機器や輸送機器、製造装置の動力源となっているため、停止してしまった場合は早急に復旧したいものです。
まずは原因の特定から始まりますが、その原因特定に時間を要してしまうと、結果として復旧までの時間が長くなってしまいます。





そこで、工場担当者様向けに、「産業用モータ 故障トラブル時の点検実務レポート」を作成しました。
このレポートでは、最もポピュラーな誘導モータを例に、モータ緊急停止時の原因特定でどのようなことが現場でできるのかをまとめました。
このレポートの内容を勉強することで、モータが停止したときに確認すべきことを知り、モータの早期復旧につながることでしょう。

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ご用件で「お問い合わせ」をチェックし、「お問い合わせ内容」に「モータレポートのダウンロード」とご記入ください。

本レポートではこのような内容がご覧になれます

このレポートは、工場の設備担当者様に向けた、モータトラブル時の点検実務をまとめたレポートです。
以下の内容をご覧になり、急停止などのモータトラブルの原因特定・早期復旧、そして日々の保全実務に役立てていただけますと幸いです。


 □モータのトラブルの原因と停止前の予兆

 □トラブルの詳細と原因特定方法

 □サイテックがお手伝いできること


モータが停止する前の予兆を察知して早期対応

モータが故障・停止する際には必ず、事前にサインが出ています。そのサインを見極めることで、トラブル・故障の予防、また故障の際には早期復旧を実現できます。

モータトラブルの予兆として、主に以下の4つが挙げられます。


 □サーマルトリップ

 □モータ発熱

 □異音・異臭の発生

 □回転数が安定しない、遅い


モータ1

可能性を絞り原因を特定 モータ停止の原因は大きく分けて4つ

トラブル・故障箇所が判明すれば復旧作業の半分は完了と言っても過言ではありません。
事前に対策を講じるためにも、どのようなトラブルがあるかを把握しておきましょう。


 □モータ自体のトラブル

 □モータ以外のトラブル

 □周辺機器の故障

 □接合部の経年劣化


モータ2

サイテックが提供する保全担当者様のためのサポートメニュー

私たちは、岡山県倉敷市を中心に電気制御工事を行っています。
これまで、急停止などのモータに関する故障・トラブルのご相談も数多くいただき、原因特定や早期復旧のお手伝いを行ってきました。

私たちが保全担当者様のために行っているサービスは以下のものになります。
ご興味がございましたら、また、モータについて相談がございましたらお気軽にご相談ください。


 □保全工事

 □常駐・常用稼働

 □電気制御工事

 □無料情報誌

 □社内研修


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製造業の画像処理

AIの進化に伴い、画像処理の技術も近年大幅に進化してきました。
これまで生産ラインの中で人の目視検査により不良品などを判別していた作業を、機械によってより早く、より正確に行えるため、現在では様々な分野で活用されています。
特に製造業では人手不足や作業員の高齢化が進んでいるため、画像処理の活用は非常に重要です。

サイテックは、制御工事会社として、機器の選定から設置、制御盤への接続作業までを一貫して行います。


生産ライン上の課題

皆様の事業所では、以下のような課題を抱えていませんか?

□熟練工の高齢化

□人手不足

□検品の漏れによる不良品の流出

□既存のセンサ(光電センサなど)による検品の限界


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画像処理導入のメリット

画像処理を導入することで、以下のようなメリットがあります。

□省力化、省人化によりコストダウン

□24時間365日稼働

□作業員の体調や個人差などに左右されないため定量化、高品質化を実現

□作業員の視力低下などの健康問題解消

□高速化、高効率化

製品の品質を保つために検品は必須ですが、これまで人の目に頼ってきたのが現実です。
人手不足、高齢化が進む製造業において機械に検品を任せることは、品質の均一化だけでなく、検品に割いてきた人員を他の業務に充てることができるため、非常に効果的です。

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画像処理の流れ

画像処理は大きく分けて3つのフローに分かれます。

 1.撮像・転送

 2.処理

 3.出力


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1.撮像・転送

画像処理において最も重要なのが撮像です。CCDカメラによって対象物を撮影しますが、高精度の検査を実現するには以下の3つのポイントが重要です。

□対象物を大きく映す

□ピントの合った画像を映す

□明るくはっきりした画像を映す

これらを実現するために、適切なレンズと照明を選定しなければなりません。
対象物がぼやけていたり、照明の色や反射によってうまく映っていない場合は、正しく検査をすることができません。
カメラから得た画像データは、コントローラに転送されます。

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2.処理

撮影した画像を、ワークを判定しやすいように加工します。
画像に含まれているノイズをぼかして除去したり、特徴点をフィルタにかけることによって強調します。
これらの加工を前処理と言います。
前処理された画像をもとに、ワークに傷や汚れが無いかなどの判定を行います。

3.出力

判定結果を接続された制御機器(PLCなど)に信号として送ります。
各種ネットワークに接続することで、様々なデータを集約・管理できます。
PLCを介してパソコンでの操作指示や位置ずれの修正などを生産ラインに命令することができます。

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画像処理の用途

画像処理の用途は主に以下のものです。

□有無検査

□外観検査

□寸法検査

□位置決め

□読み取り検査

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有無検査

ワークの個数や、製品のラベルや添付物など有無を検出することができます。
数量や欠品の検出を目的としており、最も一般的に利用されているものといえます。

外観検査

ワークの表面にある傷や汚れの検査、欠陥・欠損を検出します。
カメラの画素数を上げることで、人の目では確認が難しい微小なものも傷として検出することができます。

寸法検査

エッジ検出によりワークの寸法を測定します。
ノギスなどと異なり、非接触による測定をインラインで行えるため、デリケートなワークもより正確に測定することができます。

位置決め

ワーク上のマークや特定のパターンを認識し、基準位置までの補正値をPLCなどに出力することで、それをもとにしたワークの位置決めを可能とします。
ワークと工作機械やテーブルの位置関係を瞬時に検出し、緻密な制御をすることで、生産工程の効率化につながります。

読み取り検査

製品管理で利用されるバーコードやQRコードなどの読み取りをすることができます。
コード以外にも、賞味期限や品番、型番といったようなワークの文字を識別する文字検査も可能です。


業種別活用方法

画像処理は様々な業界で活用されています。
実際にそれぞれの生産工程の中でどのように使用されているのかをご紹介します。

自動車業界

□ゴムブッシュ部品の異物混入検査

□磁気探傷検査

□ベアリングの外観検査

□熱処理後の焦げ検査

□エンジンバルブの外観検査

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食品・医薬品業界

□食品ラベルの有無・ずれ検査

□段ボール内のボトル本数カウント

□パッケージに付着した異物検査

□賞味期限の印字検査

□衣料品のバーコード検査

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電子デバイス業界

□プレート上の接着剤塗布検査

□LED欠陥検査

□基板上の文字認識

□ECUのシール材塗布検査

□端子の曲がり検査

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液晶・半導体業界

□表示デバイスの外観検査

□ICのリード端子の曲がり検査

□ハンドリング時のウエハ位置測定

□液晶貼り合わせ時の位置決め

□搬送アームの位置精度確認

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樹脂・容器業界

□ラベルの位置ずれ検出

□カップの変形検出

□汚れ、ごみ、ピンホール検出

□シート材の幅測定

□アルミ缶底の外観検査


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岡山県県南を中心に活動する電気制御会社

サイテックは、岡山県倉敷市を中心に、県南エリアで電気制御に関する工事を行っている会社です。
岡山県のお客様からこれまで数多くの工事のご依頼をいただき、画像処理に関する工事の実績も豊富にあります。
工場の省人化のため生産ラインに画像処理を検討している方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

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PLCのリスク診断

PLCは精密機器です。生産機械や制御盤に収まっており、普段触れることがなく、また、故障する前兆が見えづらい為にそのままにしている事業者様が多いですが、工場稼働の中枢を担う部品であり、故障した際は大きな被害に直結するものです。サイテックでは、PLCのリスク診断を行っており、お客様の制御装置の設置状況を踏まえて安心をして使用できるものなのか、部品交換や故障危険性があるものなのかをお伝えしています。

サイテックのPLC診断

当社ではPLC診断として以下の項目をチェックし、お客様に診断報告書をご提出させていただいています。




診断項目

□周辺温度(劣化に直結する環境下にないか)

□冷却フィルタ(目詰まりなどにより稼働が抑制されていないか)

□電源電圧(指定範囲内の電圧か否か)

□端子ねじ(ゆるみなどの機械的な不具合が発生していないか)

□目視確認(被覆や配線敷設の仕方などについて不備がないか)

□バッテリー(耐用年数内であるか)

□プログラム(バックアップの有無)

□予備品(予備在庫の有無)






診断にあたって

事前にお打合せをさせていただき、実施スケジュールを設定いただきます。当日は、貴社電気設備ご担当者様に同行を頂きながら場所や留意事項の確認をさせていただき、その後、当社スタッフにてPLCトラブルリスク診断を実施させていただきます。

診断後にご報告書を提出いたします。報告書は、診断対象のPLCごとに作成をして、運用上のトラブルについて課題があるか否かのご報告をさせていただきます。トラブル要因と判断された事項については、別途解決策のご提案をさせていただきます。

私達のPLCリスク診断の特徴

当社のリスク診断では、以下の点をお客様から評価いただいています。

制御工事会社が行うリスク診断

何よりも制御工事会社が行うリスク診断であるという事で、現場の状況に即した必要項目や課題提示ができるという事です。私達サイテックでは、今まで多くの事業所の電気制御工事、PLCリプレースや改造などの工事を行ってきました。そこで経験をしてきた他社の良い取り組みや課題点を踏まえて、リスク診断を行っていきます。現場を知っているからこその診断ができるという事が最大の特徴と言えます。





具体的な運用にまで踏み入った提案

リスク診断を行った後に診断結果と合わせて各PLCの更新時期やメンテナンスタイミングについてもご提案させていただきます。最も重要なことは、予想耐用年数よりも早く更新が必要であると思われる機器の存在です。一般的な更新計画では把握しえない情報をこのPLCリスク診断ではご提示します。





継続運用に合わせて改善を考えられる

今のPLCをそのまま稼働させていくことも可能ですが、これを機会として回路設計の変更やより効率的な制御について一緒に考える機会になります。私達の工事実績は、他者で取組んでいる制御改善事例であり、その事例をベースに貴社の制御方法のご提案をすることができます。診断から改善、リプレース・更新までを一貫してご提案できる点が当社の強みであると言えます。





工場の安全対策

センサーやスイッチなどの機器を導入することは、工場の安全性を大きく向上させます。

サイテックは、電気回路設計ができる技術者が在籍しているため、機器の選定から設置、電気回路の改造までを一気通貫で行うことができます。

そのため、「機器の設置をセンサー業者に、回路の改造・接続を電気工事会社に」と複数の業者に依頼する手間を省くことができます。

お客様のご要望を丁寧にお聞きし、さらに既存の工場設備の状況を踏まえ、最適なご提案を提供できることがサイテックの強みです。

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工場の安全対策機器

工場の安全対策の基本は、人と機械の作業領域を「隔離」することと、機械稼働エリアに人がいる時に機会を「停止」させることです。
その「隔離」と「停止」を確実に行うのに有効なのが、センサーやスイッチなどの安全機器です。
今回はそのような、工場の事故防止に役立つ技術の一部の例をご紹介させていただきます。

セーフティドアスイッチ(セーフティドアセンサ)

セーフティドアスイッチ(セーフティドアセンサ)とは、機械を囲む柵や扉に
取り付け、機械の稼働時に人が柵内部にいる状況をなくすインターロック装置
です。

工場内の機械は、事故防止のために柵や扉で隔離されていることが良くあります。
しかし、機械のメンテナンスや修理の際には人が柵や扉の内部に入り、点検や
作業をする必要があります。
このように人が機械に近づいている時に誤って機械が稼働してしまうと、事故が起きる可能性が高まります。

セーフティドアスイッチ/セーフティドアセンサは、機械稼働時には扉がロックされるようになっており、ロックを解除する際には機械に停止命令を出します。
「機械稼働時に人が内部に侵入している」という状況が起き得ないようにして、工場内の安全を確保します。

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ライトカーテン

ライトカーテンとは、扉のない出入口などで、人や物の通過を光で検知する安全機器です。

危険区域の出入口となる場所の両端に、光線を出す投光部と光線を受ける受光部を並行に設置し、この間を人や物が遮ったときに機械を停止させます。

工場内の構造や作業員の動線の関係で扉や柵を設置するスペースがない場合でも、しっかりと安全を確保できることが特徴です。

また、検知対象によって光線の本数を減らしてコストを削減するなど、使用方法に応じて設定を変更することも可能です。

他の安全対策機器などと組み合わせて使うことで、安全性をさらに高めることができます。

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セーフティレーザースキャナ

セーフティレーザースキャナは、反射型の安全センサです。

作業者が危険区域内に侵入したときに機械に停止命令を出し、また危険区域内に作業者が存在している時に機械が作動しないようにします。

小さな機器で設置に場所を選ばず、また保護領域を自由に設定できることが大きな特徴です。

また、保護領域とは別に警告領域というものを設定することで、不要な設備停止を防ぐこともできます。

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マットスイッチ

マットスイッチは名前の通り、マット型の安全機器です。

作業者がマットを踏むと、センサ内部の接点に圧力がかかり、機械を停止させます。また、作業者がマットを踏んでいる間は機械が起動しないようにします。

サイズや材質を選択し、各設備環境に合わせて設置することができます。
産業用ロボットなどの周辺に敷いて使用されることが多いです。

ロープスイッチ

ロープスイッチは、ベルトコンベアやローラーコンベアなど、広範囲に広がる機械に適した非常停止スイッチです。
コンベアの異常を発見したときにすぐにコンベアを停止できるよう、非常停止スイッチが必要ですが、非常停止押しボタンを設置するとなると何個も設置する必要があり、また停止させるのにタイムラグが生まれてしまいます。

そこで最適なのがロープスイッチです。
ロープスイッチはコンベアに沿って連続して設置されており、異常を発見したときにロープを引っ張ることでコンベアを停止させることができます。
非常停止押しボタンのように何個も設置する必要がないため経済的であり、異常を発見してから停止させるまでのタイムラグも最小まで減らすことができます。

岡山県倉敷市の電気工事会社

私たちは岡山県倉敷市の電気工事会社です。
岡山県内の事業者様から、これまで工場の安全対策に関する工事のご依頼も多くいただいてきました。

工場や対象機械の設置・稼働状況などにより、適切な安全対策機器は異なります。
豊富な知識と経験をもとに、お客様に最適な機器の選定、設置方法を提案いたします。

そして、安全機器の設置から電気回路の改造までを一貫して行うことで、お客様の工場の安全性を確実に向上させます。

倉敷、岡山の事業者様で工場内の安全対策について何かご相談したい方がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。

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ファンの過負荷調査

排気ファンが過負荷により何度も停止してしまうというケースがあります。

モーターなどの電動機には、破損を防ぐためにサーマルリレーなどの継電器が備え付けられています。
規定値以上の電流が一定時間以上流れた時に、サーマルリレーが配線を遮断する(トリップする)ことによって、モーターなどの電動機を故障から守ります。

サーマルリレーが正常に作動し、故障や事故から守っているのは良いことですが、過負荷の原因を特定しなければ毎回サーマルトリップが起き、ファンが正常に作動してくれません。

排気ファン 拡大


サイテックの特徴

一般的な電気工事会社では、問題と考えられる部品の交換を行って終了、ということもあります。
しかし弊社では、過負荷の原因を詳しく調査し、原因を特定します。

これにより、部品の交換を行う必要がないのに交換してしまう、といったことを防ぐことができ、結果的に費用を最小限に抑えることにつながります。
さらに、原因を明確にさせることで、再度過負荷が起きないよう正しい対策を取ることができます。

排気ファンの過負荷調査の施工事例はこちらから

過負荷の原因

過負荷の原因としては、機械的トラブル、電気的トラブル、その他のトラブルが考えられます。
以下で紹介する過負荷の原因となるトラブルをひとつひとつを確認し、確実に原因を特定します。

機械的トラブル

〇三相誘導電動機
工場で最もよく使用されているモーターは三相の電源を持つ三相誘導電動機
(三相モーター)です。
三相のうち1つ以上の相が断線、接続部のゆるみ、接触不良などが原因で作動しない状態を欠相と言います。
この欠相状態でモーターを起動すると、過負荷を検知してサーマルトリップします。

オフディレイタイマー1

〇モーターベアリング
モーターには、回転部分を正しい位置で支えるための軸受(ベアリング)があります。
ベアリングの異常としては、ごみの侵入、潤滑剤の不足・過多、衝撃を受けたことによる損傷などがあります。
ベアリングが故障すると、モーターに過負荷がかかってしまい、サーマルリレーが作動してストップしてしまいます。
異常音や熱の発生などで検知することができます。

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電気的トラブル

〇漏電
電気が本来通る回路から外れて流れてしまうことを漏電と言います。
ケーブルがネズミなどによってかじられて損傷している、電気接触部分に堆積したほこりが空気中の水分を吸収して発火する(トラッキング現象)、水濡れ、絶縁体の経年劣化などにより漏電が発生します。



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〇短絡(ショート)
電気抵抗を介さず、プラス極とマイナス極が直接つながることで大きな電流が流れてしまうことを短絡(ショート)と言います。
感電や火災を引き起こしてしまうのを防ぐためにブレーカーがトリップし、回路を断線します。

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その他のトラブル

〇汚れの付着
排気ファンやエアフィルターは長期間掃除をしないでいると、ほこりや油、虫などのごみが付着してしまいます。
これによりモーターの回転子に負荷がかかり、過負荷によってサーマルトリップしてしまいます。




オフディレイタイマー1

メンテナンス

オフディレイタイマー1

過負荷を防ぐためには日頃のメンテナンスが重要です。

 □プラグやコンセントを定期的に外し、ほこりを掃除する
 □ケーブルや絶縁体の状態を確認し、劣化が進んでいる場合には交換する
 □モーター稼働時に異常音が発生していないか確認する
 □モーターやフィルターを定期的に掃除する

これらを行うことで、ファンが過負荷によって稼働しないという事態を防ぐことができます。

岡山県倉敷市の電気工事会社

サイテックは、岡山県倉敷市の電気工事会社です。
倉敷市内や岡山県内の事業者様を中心に、これまで多くの工場の電気設備の工事を行ってきました。

ファンの過負荷調査に関する実績も豊富にあります。
電気のスペシャリストがモーター、ケーブル、プラグ、ファン、フィルター等の器具をひとつひとつ丁寧に調査し、確実に原因を特定いたします。
お客様の課題を解決したうえで、再度起こらないよう具体的な対策などもアドバイスさせていただきます。

「ファンがすぐに停止してしまい、原因がわからない」という方がいらっしゃいましたら、弊社にお気軽にご相談ください。

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PLCの更新・リプレース

PLCの耐用年数は、10年を目安とされています。実際にはもっと長く使われるケース、既に更新・リプレースをするのに適切な時期になっていても対処されていないケースも見られます。また、有寿命部品(アルミ電解コンデンサ、リレー、電池、光通信素 子など)を使用しているモジュールは、これら部品の寿命がPLCの寿命となるため、10年に満たなくとも交換が必要となる場合があります。(特に、アルミ電解コンデンサの寿命を基に寿命とみる場合が多く、その部品は熱・温度による劣化を大きく受ける部品なので、設置状況が非常に重要となります。)


PLCは機械稼働の司令塔ともいえる存在、まだまだ使えるから大丈夫だろうと思って使っていても、故障した時に大きなトラブルに直結するものです。適切なタイミングで適切な更新・リプレース作業を行う事をお勧めいたします。

更新・リプレースを検討すべきポイント

以下のような事象に合致している事業所様はPLCの更新・リプレースを検討されることをお勧めします。長年、事業所運営をしていく中で情報整理ができていないことも、運営上のリスク要因となります。

継続運用上におけるリスク

□すでに廃盤になっており、故障したとき、代替品が入手できない

□設定方式が現行品と異なり運転パラメーターの変更ができない

□設備改造したいが、ソフト変更できない

□通信が含まれたシステムで更新可能か不明

□海外製のPLCで、改造ができない

情報整理における課題点

□納入時の資料・ハード図面が無い

□改造履歴・コメントデータの資料が無い

□既設PLCのローダーが無い

□各種資料の保管担当が曖昧

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廃盤品は7年が目安

上記に合致するPLCについては、トラブルが起きた際、復旧に時間を要するリスクがあります。また、旧製品の場合、通常生産終了から7年間は修理可能と言われていますが、それ以降は修理対応も難しくなり、一層復旧に関するハードルが上がります

更新・リプレースによって得られるメリット

更新・リプレースするという事によって、トラブルを未然に防げるようになることは勿論のこと、以下のようなメリットがあります。

□製品の小型化により、設置面積・体積が小さくなる

□新しい機能が付加されることで、機能の拡張性が上がる

□プログラミング自体も簡単になる

□汎用パソコンでのプログラミングが可能となり、専用ツールが不要となる

□支援ツールがあるものについては、汎用的なプログラムの活用ができ工期短縮

サイテックのPLC更新・リプレースの手順

サイテックでは、以下の手順をもってPLCの更新・リプレースを行っています。

事前現地調査

先ずは、現状を把握しなければなりません。また、現状の図面と稼働状況が合致しているかが重要で、齟齬がある場合一つ一つの挙動について確認をしていく必要があります。

□設備・稼働状況確認

□現状図面との読み合わせ、照合

□既存のプログラムの読み込み、内容の確認

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施工準備

事前調査事項を踏まえて、更新・リプレース対象PLCの選定を行います。また、新たなPLCに合わせた電気回路図を書き、プログラムへと書き上げていきます。

□更新機器選定

□I/O置き換え表作成

□ハード・PLCの図面作成

□ソフトの変換の段取り・実施

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当日施工

準備をした内容をベースに施工を進めてまいります。できる限りコストを抑えられるよう、既設配線の活用を最優先にしてまいります。また、最後に通電テスト、試運転までを行い、無事に稼働するかを確認していきます。

□既存PLCの設備からの切り離し(配線外し)

□更新機器の取り付け・配線組み

□各種通電確認、必要な絶縁測定

□試運転の実施、トラブルの有無の確認

※トラブル発生時はその場で対策を検討し、改善します。

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完了後

最後に完成図面をお渡しします。この図面は、今後のメンテナンス時に必要となりますので、しっかりと保管を頂きますようお願いします。

PLCを安心して使っていただくために

PLCには目安の寿命がありますが、その通りに故障することは決して多くないですし、また、予想よりも早い時期にトラブルを起こすこともあります。そのような事象をできるだけ起こさないように、また、起きてしまってもすぐに復旧ができるように、以下の点について日頃から気を付けましょう。


□定期的なバッテリーの交換
バッテリータイプのPLCの場合、40℃以下で稼働している場合、2~3年に1回が目安です。月に1回等、定期的にバッテリー交換ランプが点灯していないか、確認することが大切です。


□パラメーターのバックアップ
仮にトラブルが起きて、PLC内のプログラムが消えてしまった場合、復旧に大変なコストと手間が掛かります。上記のバッテリー交換タイミングと合わせてバックアップは取っておきましょう。


□制御盤の熱対策
制御盤は熱・気温によって寿命が短くなるものです。特に熱源設備の近くに置いていある制御盤については、移設が望ましいですが最低限定期的な点検・診断・対策が必要です。先ずはの対策として熱対策も有効です。


□接点寿命がある部品の定期交換とトランジスタ出力化
PLCのリレー出力ユニットや電磁開閉器、電磁接触器などには寿命がありますので、各備品の寿命を踏まえたメンテナンスを行いましょう。


□図面とソフトウェアの保管
更新やメンテナンスを行っていく中で図面が最新版になっていないという場面によく出会います。工事をするにあたって、一手間必要となる為、大切に保管するようにしましょう。

製造停止のPLC一覧

以下に製造停止が発表されているPLCを列記します。該当のPLCを使用している場合は、交換部品の市場流通が減っていく傾向、或いは、すでに流通していない場合もありますので、更新・リプレースを検討されることをおすすめします。


三菱:Aシリーズ(大型)、A0J2シリーズ、A1Sシリーズ、FX2シリーズ、Lシリーズ

オムロン:C200Hシリーズ、C500シリーズ、C1000Hシリーズ、CV/CVM1シリーズ

岡山県倉敷市の電気工事会社

サイテックは、岡山県倉敷市の電気工事会社です。
倉敷市内や岡山県内の事業者様を中心に、これまで多くの工場の電気設備の工事を行ってきました。

PLCの更新・リプレース工事もこれまで数多く行ってきました。
岡山県内でPLCの更新を検討している方がいらっしゃいましたら、お気軽に私たちにお問い合わせください。

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