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日別アーカイブ: 2021年12月15日

電気回路の図面(シーケンス図)作成

工場では多くの電気機器が稼働していますが、それらの運転を制御しているのが制御盤です。

制御盤によって工場内設備の複雑で効率的な運転が可能になります。

その制御盤内部がどのように接続しているかを表すのがシーケンス図ですが、度重なる設備改造などで現状と異なる場合があります。

私たちは、電気制御会社として図面の作成も行っています。

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電気回路図(シーケンス図)が現状と乖離していることもしばしば・・・

設備の改造や更新などにより、工場内の機器の状況は変化していきますが、電気図面もそれに合わせて更新していく必要があります。

しかし、小規模な変更の場合、図面を更新せずに工事を行ってしまうこともあります。

特に長年稼働している工場では、様々な理由で電気回路が現状の設備の状況と異なっていることがあります。

以下に、図面が現状と異なるものとなってしまう主な理由と、現状に合った図面を作成すべき理由をご説明します。

図面が現状と異なってしまう主な理由

□制御盤が古くて図面が見当たらない

□前任の設備担当者がいなくなり、図面がどこにあるのかわからない

□度重なる設備改造・更新で現状と異なる

□図面はあるが手書きで読めない部分もある

□前回作成した人の図面の書き方が違っている

□古い工場を買い取ったため、そもそも図面がない

□PLCが海外製のもので、図面も海外の表記方法のためわからない




正しい図面を作成すべき理由

現状の設備状況に合致した図面がないと、いざというときに以下のようなお困りごとが生じます。

急に図面が必要になってしまったときにもすぐに対応できるように、最新版の図面を管理しておくことは重要です。

□急な設備停止により設備改造が必要となったが、図面がないため時間がかかる

□新規設備導入の際にスムーズに導入ができない

□メンテナンスに毎回時間がかかる

□トラブルが起きた際に原因究明に時間がかかる

□設備状況を把握している人が限られており、その人がいなければ対応できない

□担当者交代の際、引継ぎがスムーズにできない



私達の電気回路図(シーケンス図)作成の特徴

わたしたちは岡山県倉敷市を中心に電気制御工事を行っている会社です。

制御機器の導入やPLCの改造・更新、工場等の電気機器に関する工事を行っています。

電気制御のプロとして、設備改造で複雑化した回路設計の図面作成も承っております。

手書きからのデジタル化、0からの作成、部分的な作成、、さまざまなご要望に対応

そもそもの図面がない方、電気図面はあるが手書きのものである、一応図面はあるが設備の新設などによりところどころ抜けている、、、など、お客様によってその状況はまちまちです。

私たちは、そのようなあらゆる状況に対応可能です。

一部分だけ図面作成をお願いしたいという方も遠慮なくお申し付けください。




将来的な運用まで考慮した最適な制御方法をご提案

シーケンス図面を見ると、設備の稼働状況の全体像が見えてきます。

その中で、「もっとここをこうすれば効率的に運転できるのに、、、」といったことも出てきます。

私たちは、現状の工場で課題としてあるものと今後どのように運用していくのかなども踏まえ、将来を見据えた運用に最適な制御方法などもご提案できます。

図面の作成だけでなく、小さなお困りごとなどもお気軽にご相談ください。





さまざまなメーカーの制御機器に対応可能

PLCなどの制御機器は国内・国外いくつかのメーカーのものがあります。

メーカーによって図面の書き方が異なっていることもあり、○○社製から××社製のものへと更新するとなったときに表記の違いによって戸惑ってしまう場合もあります。

三菱電機・オムロン・横河電機・キーエンス・シーメンスなど、あらゆるメーカーに対して対応可能です。





私達のサポートの流れ

1)お問い合わせ
下記のお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

2)現場調査・現状把握
お問い合わせいただいた後に日程調整を行ってお客様の工場を伺い、設備の稼働状況を把握いたします。

3)お見積書提出
現場調査をもとにお見積書を提出いたします。
「とりあえずだいたいの見積もりだけ知りたい」という方も大歓迎です。

4)図面作成
実際に図面の作成を行います。
ところどころ違っているが一応図面はあるという場合は、提出いただけると比較的早く作成できます。

5)完了報告
完成した図面をお渡しし、完了となります。
今後の運用のアドバイスなども一緒にさせていただくこともあります。

まずはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら

リミットスイッチの異常の原因解明とPLCプログラム改造

鋳造工場において重要な役割を持つショットブラストの設備が正規とは異なる動作をしているので、原因を調べてほしいとのご要望でした。

現状の動作と正規の動作から、また設備の動作中のプログラムのモニタから原因を特定します。

工事前の様子

リミットスイッチ

9-1編

施工前のリミットスイッチです。

当社の提案・施工内容

プログラムから、事前にリミットスイッチの信号が原因の可能性が高いと予想していました。

実際に現場でモニタすると一見正常でしたが、その信号の立ち上がり回数を監視する回路を追加すると原因がわかりました。

リミットスイッチが反応するとき、目視ではわからない早さで信号が2回入ってしました。

リミットスイッチの位置調整・清掃により、一旦正常になりましたが、リミットスイッチの入力信号をタイマーで処理するようなPLCプログラムの改造もご提案させていただきました。

当社スタッフより

機器のトラブルは、電気的なトラブルと部品の破損などの機械的なトラブルがあります。

私たちは、その両方を細かく調べ、原因を追究します。

また、原因の追究・解消だけでなく、再び起こらないようなご提案もさせていただきます。