製造業のお客様より、サーマルリレーの交換工事のご依頼をいただきました。
電流値がサーマルリレーの設定以下にもかかわらずトリップしてしまう不具合が発生しているため、機器の交換を行ってほしいとのご要望でした。
サーマルリレーは、一定以上の電流が流れてモーターが焼損するのを防ぐ役割を持っていますが、今回のように不具合により正常な電流でも作動してしまう場合は、機器がすぐにストップしてしまいます。
このような不具合はすぐに対応しなければなりません。
施工前の様子
古い電磁開閉器
サーマルリレーだけでなく、電磁接触器も古い型でした。
当社の提案・施工内容
サーマルリレーだけでなく、電磁接触器も非常に古い型のものを使っていたため、同時に新しいものへと交換しました。
また、部材はお客様手配でしたが飽和リアクトル付きサーマルリレーをご存じなかったようで、一度交換しに参りましたが直入れ起動であったため交換はせず、飽和リアクトル付きサーマルリレーを購入されてから交換いたしました。
その間はお客様判断でサーマルリレーの設定値を上げ対処されておりましたので、交換後は規定数値に戻しました。
施工後の様子
交換後の電磁開閉器
サーマルリレーと一緒に新しいものへと電磁接触器も交換しました。
当社スタッフより
電磁開閉器(サーマルリレーと電磁接触器)の更新推奨期間は、約10年と言われています。
これらの機器が故障してしまった場合、機械の損傷や感電、生産ラインストップなどの大きな損害をもたらしてしまいます。
今お使いの機器がいつから使用されているものか、今一度確認することをおすすめします。