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今注目を集める技術の一つにモータ・設備の予知保全があります。
□モータの急なトラブルで生産が止まることがある・・・
□いつも事後保全になってしまい、対応が大変・・・
□年中動きっぱなしのモータで点検・メンテがしづらい・・・
□24時間稼働で絶対に止めたくないモータがある!
□壊れる前の予知保全で、トラブルを未然に防ぎたい!
上記のようなお悩みがある事業所様においては、モータのIoT予知保全デバイスの活用をお勧めいたします。モータの「温度」「振動速度」「振動加速度」を検知し、そこから不具合を把握するという技術です。
各工場で保全の考え方はまちまちです。お金を掛ければ万全の体制は取れるものの、そこまで掛けられない。しかし、この機械が止まってしまっては製造ラインに大きな影響を与えてしまう。そのような設備に活用いただきたい技術です。
サイテックでは自社で本IoTデバイスを所有しており、デモ設置提案など実施しております。同デバイスは日本全国で4000か所以上に導入されており実績もあるものです。
モーター固定子コイルの巻線は被覆で絶縁されていますが、過電流や駆動部の摩擦などによる熱や粉塵などの異物、経年劣化などで絶縁被覆や巻線そのものが破損していく場合があります。そのため下記のような状態になり、モーターの出力が落ち過負荷状態となることがあります。
モーターの口出し線は全てモーター内部で複数のコイルに接続されています。そのため、口出し線の全ての組合せで
テスターを用いて線間抵抗を測定すると、モーターの出力やメーカーなどで異なりますが、正常な場合は数Ω~
数十Ωなど低い抵抗値が測定されます。
もし、いずれかの組み合わせで測定値 OLが測定された場合はモーター固定子コイルが断線していることとなります。
左の写真のように、2つの組み合わせでは12Ωを計測するのに、1つのみOLが
計測された場合、断線と判断されます。
⇒断線の補修工事実施へ
コイル巻線の絶縁被覆が破損するなどしてモーターフレームに接触することで漏電およびアースを通して地絡となった
状態です。絶縁抵抗計(メガー)の2本の電極をモーターの各口出し線とアース(モーターフレーム)の2点にあてて、
定格電圧200Vのモーターの場合200Vから500Vレンジで測定します。
0.2MΩ以上であれば問題ありませんが、モーターが過負荷になるような状態であれば、ほとんどの場合それを大幅に下回ることがあります。
この場合、最も右の計測で規定値を大きく下回っている為、地絡していると判断できます。
⇒地絡の補修工事実施へ