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月別アーカイブ: 2021年12月

集塵機用送風機のサーマルリレー交換工事

製造業のお客様より、サーマルリレーの交換工事のご依頼をいただきました。

電流値がサーマルリレーの設定以下にもかかわらずトリップしてしまう不具合が発生しているため、機器の交換を行ってほしいとのご要望でした。

サーマルリレーは、一定以上の電流が流れてモーターが焼損するのを防ぐ役割を持っていますが、今回のように不具合により正常な電流でも作動してしまう場合は、機器がすぐにストップしてしまいます。

このような不具合はすぐに対応しなければなりません。

施工前の様子

古い電磁開閉器

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サーマルリレーだけでなく、電磁接触器も古い型でした。

当社の提案・施工内容

サーマルリレーだけでなく、電磁接触器も非常に古い型のものを使っていたため、同時に新しいものへと交換しました。

また、部材はお客様手配でしたが飽和リアクトル付きサーマルリレーをご存じなかったようで、一度交換しに参りましたが直入れ起動であったため交換はせず、飽和リアクトル付きサーマルリレーを購入されてから交換いたしました。

その間はお客様判断でサーマルリレーの設定値を上げ対処されておりましたので、交換後は規定数値に戻しました。

施工後の様子

交換後の電磁開閉器

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サーマルリレーと一緒に新しいものへと電磁接触器も交換しました。

当社スタッフより

電磁開閉器(サーマルリレーと電磁接触器)の更新推奨期間は、約10年と言われています。

これらの機器が故障してしまった場合、機械の損傷や感電、生産ラインストップなどの大きな損害をもたらしてしまいます。

今お使いの機器がいつから使用されているものか、今一度確認することをおすすめします。

電気回路の図面(シーケンス図)作成

工場では多くの電気機器が稼働していますが、それらの運転を制御しているのが制御盤です。

制御盤によって工場内設備の複雑で効率的な運転が可能になります。

その制御盤内部がどのように接続しているかを表すのがシーケンス図ですが、度重なる設備改造などで現状と異なる場合があります。

私たちは、電気制御会社として図面の作成も行っています。

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電気回路図(シーケンス図)が現状と乖離していることもしばしば・・・

設備の改造や更新などにより、工場内の機器の状況は変化していきますが、電気図面もそれに合わせて更新していく必要があります。

しかし、小規模な変更の場合、図面を更新せずに工事を行ってしまうこともあります。

特に長年稼働している工場では、様々な理由で電気回路が現状の設備の状況と異なっていることがあります。

以下に、図面が現状と異なるものとなってしまう主な理由と、現状に合った図面を作成すべき理由をご説明します。

図面が現状と異なってしまう主な理由

□制御盤が古くて図面が見当たらない

□前任の設備担当者がいなくなり、図面がどこにあるのかわからない

□度重なる設備改造・更新で現状と異なる

□図面はあるが手書きで読めない部分もある

□前回作成した人の図面の書き方が違っている

□古い工場を買い取ったため、そもそも図面がない

□PLCが海外製のもので、図面も海外の表記方法のためわからない




正しい図面を作成すべき理由

現状の設備状況に合致した図面がないと、いざというときに以下のようなお困りごとが生じます。

急に図面が必要になってしまったときにもすぐに対応できるように、最新版の図面を管理しておくことは重要です。

□急な設備停止により設備改造が必要となったが、図面がないため時間がかかる

□新規設備導入の際にスムーズに導入ができない

□メンテナンスに毎回時間がかかる

□トラブルが起きた際に原因究明に時間がかかる

□設備状況を把握している人が限られており、その人がいなければ対応できない

□担当者交代の際、引継ぎがスムーズにできない



私達の電気回路図(シーケンス図)作成の特徴

わたしたちは岡山県倉敷市を中心に電気制御工事を行っている会社です。

制御機器の導入やPLCの改造・更新、工場等の電気機器に関する工事を行っています。

電気制御のプロとして、設備改造で複雑化した回路設計の図面作成も承っております。

手書きからのデジタル化、0からの作成、部分的な作成、、さまざまなご要望に対応

そもそもの図面がない方、電気図面はあるが手書きのものである、一応図面はあるが設備の新設などによりところどころ抜けている、、、など、お客様によってその状況はまちまちです。

私たちは、そのようなあらゆる状況に対応可能です。

一部分だけ図面作成をお願いしたいという方も遠慮なくお申し付けください。




将来的な運用まで考慮した最適な制御方法をご提案

シーケンス図面を見ると、設備の稼働状況の全体像が見えてきます。

その中で、「もっとここをこうすれば効率的に運転できるのに、、、」といったことも出てきます。

私たちは、現状の工場で課題としてあるものと今後どのように運用していくのかなども踏まえ、将来を見据えた運用に最適な制御方法などもご提案できます。

図面の作成だけでなく、小さなお困りごとなどもお気軽にご相談ください。





さまざまなメーカーの制御機器に対応可能

PLCなどの制御機器は国内・国外いくつかのメーカーのものがあります。

メーカーによって図面の書き方が異なっていることもあり、○○社製から××社製のものへと更新するとなったときに表記の違いによって戸惑ってしまう場合もあります。

三菱電機・オムロン・横河電機・キーエンス・シーメンスなど、あらゆるメーカーに対して対応可能です。





私達のサポートの流れ

1)お問い合わせ
下記のお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

2)現場調査・現状把握
お問い合わせいただいた後に日程調整を行ってお客様の工場を伺い、設備の稼働状況を把握いたします。

3)お見積書提出
現場調査をもとにお見積書を提出いたします。
「とりあえずだいたいの見積もりだけ知りたい」という方も大歓迎です。

4)図面作成
実際に図面の作成を行います。
ところどころ違っているが一応図面はあるという場合は、提出いただけると比較的早く作成できます。

5)完了報告
完成した図面をお渡しし、完了となります。
今後の運用のアドバイスなども一緒にさせていただくこともあります。

まずはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら

リミットスイッチの異常の原因解明とPLCプログラム改造

鋳造工場において重要な役割を持つショットブラストの設備が正規とは異なる動作をしているので、原因を調べてほしいとのご要望でした。

現状の動作と正規の動作から、また設備の動作中のプログラムのモニタから原因を特定します。

工事前の様子

リミットスイッチ

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施工前のリミットスイッチです。

当社の提案・施工内容

プログラムから、事前にリミットスイッチの信号が原因の可能性が高いと予想していました。

実際に現場でモニタすると一見正常でしたが、その信号の立ち上がり回数を監視する回路を追加すると原因がわかりました。

リミットスイッチが反応するとき、目視ではわからない早さで信号が2回入ってしました。

リミットスイッチの位置調整・清掃により、一旦正常になりましたが、リミットスイッチの入力信号をタイマーで処理するようなPLCプログラムの改造もご提案させていただきました。

当社スタッフより

機器のトラブルは、電気的なトラブルと部品の破損などの機械的なトラブルがあります。

私たちは、その両方を細かく調べ、原因を追究します。

また、原因の追究・解消だけでなく、再び起こらないようなご提案もさせていただきます。

てご通信 vol.12

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●てご通信1周年●電気制御のプロフェッショナルとして…

いつも、ありがとうございます。

この「てご通信」も気が付けば第12号。ちょうど1年間継続発行することができました。

手に取ってご覧いただけている方も非常に多く、ご好評の声などを頂くとスタッフ一同非常に喜んでおります。

私達は創業16年目。決して歴史の古い会社ではありませんが、スタッフ数も技術・対応工事範囲も徐々に増やしながら現状に至ります。

お客様とお話をしていく中で、「ところでサイテックさんって何が得意なの?」と言われることも多くありますので、今回号では改めてご紹介できればと思います。

①動力工事から制御工事までを一気通貫で対応

なぜかこの業界は動力設備と制御設備に担当する工事会社の垣根が存在しています。

当社では、双方を自社内で対応可能という点が挙げられます。

②電気回路設計から補修・メンテ・更新まで対応

回路設計ができるという利点を生かし、お客様の現場に合わせた回路図を作成します。

さらに、現地調査から施工、アフターフォローまでを一貫して対応します。

③小回りが利くこと

そして、何といっても小回りが利くことがポイントです。

職人が集まる企業だからこその信頼と技術力をご提供します。

「そうだ、まずはこういったものから声掛けしてみよう」という部分からご相談をいただけますと幸いです。

制御機器の工事は得意領域です
回路設計・制御改造もできます!
動力設備も触れることも
強みのひとつです

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当社の事業領域の強みを生かした課題解決を「ソリューション提案」と呼んでいます。

当社ではお客様の課題解決にフォーカスをした提案を「ソリューション提案」と呼んでいます。

ご紹介していく中で「あ、こういうこともできるのね」というお声を頂くことも幾度かございます。

皆様の課題解決の一助になれますと幸いです。

また、これらソリューション提案は当社のホームページでもご紹介をしています。併せてご覧ください。

PLCのリプレース・更新

現状制御方法を確認後、適切なPLCの選定、更新・制御データの導入までを行います。

PLCを新しいものへと更新することで、新たな機能の追加なども可能となります。

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外国製PLCの国産化

外国製機器の制御装置のプログラム改造ができずに困るケースもあります。

私たちは、そのような制御機器を国産品に転換する工事も対応しています。



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PLCのリスク診断

PLCは劣化するものです。

劣化状況などを踏まえて、リスク要因を診断するプログラムを行っています。



オフディレイタイマー1

製造ラインの画像処理

撮影した画像から機器制御までを一貫して対応可能です。

検査工程や自動選別導入等サポート可能です。



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工場の安全対策

センサと制御を組み合わせることで、工場内の事故を未然に防ぐ安全対策を実現させます。

お客様の設備の稼働状況に合わせた最適なセンサの選定から設定まで行います。


オフディレイタイマー1

ファンの過負荷検査

故障したファンのトラブル要因を分析し、最適な補修方法の提案から工事までを対応します。

ただ部品の交換を行うだけでなく原因をしっかりと特定するため、補修後すぐにまた故障するといったことを最小限に抑えます。


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てご通信 フッター