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カテゴリー別アーカイブ: てご通信

てご通信 vol.15

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「土日工事人員、点検人員お任せ隊」!電気工事・電気制御工事ならばサイテックへお任せください!

突然ではございますが、工場の補修で土日工事の人員にお困りの方いらっしゃいませんか。

「人手が足らない」
「今までの業者が廃業した」
「高年齢で今後が心配」・・・など

そのような時は、是非当社にもお声がけいただけますと幸いです!

<当社のお客様対応姿勢>
明朗会計
  人工で計算、諸経費、管理費(指示ありならば不要)
  初回打合せは無料(2回目から有料)
  材料費は当社準備(必要あればお客様準備)
  消耗品も実費(溶接機などのガソリン代他)
  工具使用料は弊社が負担します(特殊なものは別途)。
全人員 有資格者
価格はお電話にてお答えいたします。

岡山県倉敷市の電気工事・電気制御工事会社

私達サイテックは岡山県倉敷市に本社を置く電気工事・電気制御工事会社です。一昨年より、事業拡大を目指し、人材採用・育成へと取り組んでまいりました。

まだまだ小さな会社ではありますが、小さいながらに小回りを利かせ、お客様にご納得いたいただく工事・提案を準備しています。
今回は、「土日工事人員、点検人員お任せ隊」と題して、本ニュースレターの題名である皆様の「てご」をさせて頂ければと思っております。

実はこのような工事が控えていて…実は工事会社の変更を検討していて…今後の為に情報収集をしたい…といった気軽なご相談で大丈夫です。

電気制御工事領域は特に人手不足・技術継承の課題が叫ばれています。一方で、製造の合理化を考えるとなくてはならない工事。私達の工事が皆様のお役に立てますと嬉しく思います。

当社の工事領域を紹介します

電線管工事

9-3編

ケーブル延線工事

9-4編

照明工事

9-5編

制御盤工事

9-3編

機器更新工事

9-4編

電気設備点検

9-5編

制御盤点検

9-3編

電気回路図面作成

9-4編

その他にも、以下の工事に対応しています。

・外国製制御装置の国産化       ・工場のIoT化
・センサーを活用した安全対策工事   ・PLC更新(リプレース)
・アナログメーターの常時見える化   ・PLCトラブルリスク診断
・製造ラインにおける画像処理導入   ・照明のLED化
・空調設備の省エネ制御        ・エアコンプレッサの省エネ制御



てご通信 フッター

てご通信 vol.14

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「最新版の制御図面が手元にない」という状況、実は多くの事業所であります。

手元に、各制御装置の電気回路図・制御図面はしっかりと保管されていますでしょうか?

このような質問をすると「実は残っていなくて」「小さな改造を続けていて、図面はあるが最新版の物ではない」という状況がよく聞かれます。

確かに、図面の管理は大変ですが、適切に管理をしておかなければ後になって大変になる場合もあります。

図面1

図面がなくて困る場面は機器のトラブル修理時以外にもあります!

機械のトラブル時、その制御図面が有るか無いかは復旧のスピードに大きく影響します。

その他にも図面がなくて困ったというような事例をご紹介します。

図面の管理は大変ですが、困りごとになる前に最新版にしておきましょう。

図面がなくて技術継承が難しい

保全担当の方の世代交代や新人育成という場面は多くあります。

その時に、現状を資料として引き継ぐのですが、その情報がなくて苦労したという声も聞かれます。

制御の改造をしたくても、現状の制御状況が見えておらず手間が掛かる

PLC内になる制御プログラムを見ても、どのようなプロセスフローになっているのかがまとまっていなければ、改造のしようがありません。

そのような場合は、まずはリレー図・シーケンス図に書き上げる事からスタートします。

機器のリプレースの時にどのような制御プログラムを書けばよいのかわからない

機器の劣化によってリプレースをする際、現状プログラムを書き換える必要性が出る場合もあります。

その場合も、図面から全体の挙動を確認し、組み上げていく事が求められます。


当社で行った図面製作の業務をご紹介します

いつかやらなければと思いつつも時間が確保ができず先延ばしというお声を時に聞きます。

当社では図面作成業務も対応可能です。先ずは皆様の状況を伺わせてもらえればと思います。

外国製制御の国産化にあたっての図面作成

<食品製造業 Y社様 PLC国産化工事>
外国製の製造機器を改造したい場合、その図面や説明資料が外国語で書かれていて理解ができないというケースがあります。

外国製PLCの国産化にあたっては、それら制御の図面を一度整備することから行っていきます。

本件では手書きの制御図面がある状況で、ここから状況を把握、回路図を作成し国産の制御装置へプログラミングしてきます。

設備更新前の図面整備

<金属加工業 N社様 図面作成業務>
機器更新をする際、更新前と同じような挙動をするかは稼働させてからでなければわかりません。

その為に、既存設備の制御状況を把握することが必要となります。

PLCの情報と稼働状況を確認し、制御図を書き上げ更新に臨んでいただくことになりました。

こちらも手書きの図面からのスタート。一度データにして、それから新たな機器へと落とし込んでいきます。

図面整備の支援

<機械加工業 K社様 図面作成業務>
図面を整備し、最新版の物に刷新するというお客様要望からご相談を頂き、当社もサポートさせていただきました。

制御図においては、導入時の図面はあるものの、改造を繰り返しており、図面との齟齬を直してほしいという要望でした。

一つ一つ確認をしていきながら、図面のアップデートを進めていきました。

てご通信 フッター

てご通信 vol.13

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新年あけましておめでとうございます。本年も「てご通信」をよろしくお願いします!

皆さま、新年あけましておめでとうございます。サイテック代表の斎藤です。

2021年よりてご通信の発行をスタートし、お陰様で多くのお客様からお声がけを頂くことができました。

当社の事業(工事)が皆さまのお役に立てますこと、非常に嬉しく思っております。

本年も継続して、手ご通信を発行してまいります。

皆様のお困りごとがありましたら、お気軽にお声がけいただけますと幸いです。


今年の注力領域のひとつがIoT。最適な制御は現場の適切な情報収集からスタートします。

現場の経験も制御回路設計の重要な要素

本年、当社の提案注力領域として考えているものが、IoT提案です。

今まで、制御回路の設計は手元にある情報と作業のしやすさという限られた情報のみで行われていました。

その為、改造・改良をする際は、現状に対する不満点・課題事項の整理からスタートすることが大半です。

IoTを活用して、より効率的な工場運営を

その中で、現場の情報を適切に集計する為のツールというのが、今年当社が注力をしていくIoT領域と言えます。

情報が見える、その情報を処理し、最適な制御を作動させる。

その一連の流れを構築するような制御提案パッケージを本年は作っていきたいと思っています。

提案力のサイテックへ成長していきます

私達制御工事会社の存在意義は、皆様ではできない工事(工数不足・技術力不足)を対応するだけではなく、様々な現場の工事を行っているという事だと思います。

色々な状況で得たノウハウを、貴社の作業効率向上につなげることができれば幸いと考えています。

てご通信 フッター


今年の注力領域のひとつがIoT。最適な制御は現場の適切な情報収集からスタートします。

IoTの力を活用することにより、作業性向上の可能性が広がります。

とはいえ、いったいどこから取り組めばよいのか、しっかりと進める為には推進体制作りから必要か。

そのような懸念が有るかと思います。IoTツールの導入のポイントはスモールスタートです。

当社では、以下のようなIoTデバイスをご紹介しています。

モータ・回転機の予知保全デバイス

モータ・回転機についてはインターバル点検をしている事業所が大半です。

しかし、予期せぬ事故が発生し、工場生産ラインを止めてしったために大損害が発生したというケースもあります。

モータ・回転機はそこで発生する振動情報を解析することで、故障を起こす前から異常が明確になります。

注目を集める予知保全を支援するデバイスです。

アナログメーターの見える化デバイス

アナログメーターの数字を記録する為に工場内を巡回しなければならない。

異常値が出ていても見つけることができない。

そのような状況を支解決するのが本デバイスです。

メーターに設置するだけで読込み開始し、データがクラウド上にアップされ見えるようになります。

閾値を超えた場合は自動メール発送でお知らせが来ます。

PLCの運転状況のクラウド共有・見える化デバイス

電源を入れてスグに立ち上がり、PLCの制御情報をクラウド上にアップ、見えるようになるというデバイスです。

制御の様子をずっと見続けて改善策を判断するというのは現実味がありません。

このデバイスを用いて、情報を集積をしていくことで、不具合や改善の方向性を見出すことができます。

集計数値などは後から選択することが可能。設置後すぐに使えるようになるという点も非常に使いやすいツールです。

てご通信 フッター

てご通信 vol.12

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●てご通信1周年●電気制御のプロフェッショナルとして…

いつも、ありがとうございます。

この「てご通信」も気が付けば第12号。ちょうど1年間継続発行することができました。

手に取ってご覧いただけている方も非常に多く、ご好評の声などを頂くとスタッフ一同非常に喜んでおります。

私達は創業16年目。決して歴史の古い会社ではありませんが、スタッフ数も技術・対応工事範囲も徐々に増やしながら現状に至ります。

お客様とお話をしていく中で、「ところでサイテックさんって何が得意なの?」と言われることも多くありますので、今回号では改めてご紹介できればと思います。

①動力工事から制御工事までを一気通貫で対応

なぜかこの業界は動力設備と制御設備に担当する工事会社の垣根が存在しています。

当社では、双方を自社内で対応可能という点が挙げられます。

②電気回路設計から補修・メンテ・更新まで対応

回路設計ができるという利点を生かし、お客様の現場に合わせた回路図を作成します。

さらに、現地調査から施工、アフターフォローまでを一貫して対応します。

③小回りが利くこと

そして、何といっても小回りが利くことがポイントです。

職人が集まる企業だからこその信頼と技術力をご提供します。

「そうだ、まずはこういったものから声掛けしてみよう」という部分からご相談をいただけますと幸いです。

制御機器の工事は得意領域です
回路設計・制御改造もできます!
動力設備も触れることも
強みのひとつです

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当社の事業領域の強みを生かした課題解決を「ソリューション提案」と呼んでいます。

当社ではお客様の課題解決にフォーカスをした提案を「ソリューション提案」と呼んでいます。

ご紹介していく中で「あ、こういうこともできるのね」というお声を頂くことも幾度かございます。

皆様の課題解決の一助になれますと幸いです。

また、これらソリューション提案は当社のホームページでもご紹介をしています。併せてご覧ください。

PLCのリプレース・更新

現状制御方法を確認後、適切なPLCの選定、更新・制御データの導入までを行います。

PLCを新しいものへと更新することで、新たな機能の追加なども可能となります。

オフディレイタイマー1

外国製PLCの国産化

外国製機器の制御装置のプログラム改造ができずに困るケースもあります。

私たちは、そのような制御機器を国産品に転換する工事も対応しています。



オフディレイタイマー1

PLCのリスク診断

PLCは劣化するものです。

劣化状況などを踏まえて、リスク要因を診断するプログラムを行っています。



オフディレイタイマー1

製造ラインの画像処理

撮影した画像から機器制御までを一貫して対応可能です。

検査工程や自動選別導入等サポート可能です。



オフディレイタイマー1

工場の安全対策

センサと制御を組み合わせることで、工場内の事故を未然に防ぐ安全対策を実現させます。

お客様の設備の稼働状況に合わせた最適なセンサの選定から設定まで行います。


オフディレイタイマー1

ファンの過負荷検査

故障したファンのトラブル要因を分析し、最適な補修方法の提案から工事までを対応します。

ただ部品の交換を行うだけでなく原因をしっかりと特定するため、補修後すぐにまた故障するといったことを最小限に抑えます。


オフディレイタイマー1

てご通信 フッター

てご通信 vol.11

てご通信8

「意外に使える!」「思ったより機能する!」画像検知

製造現場における画像処理とは、検査対象をカメラで撮影した画像をもとに寸法や位置の計測、傷や不良品を検出する技術です。
そして、その技術を用いることで、今まで人力で行っていた作業を機会に置き換えることができます。

しかしながら「画像検知と言っても限界があるでしょう」と思われ、検討段階に上がらないケースも多々あるかと思います。
そのような方に、現在の画像検知・制御システムの一連の流れと実例をご紹介すると、「意外と使える」「思ったより正確に機能する」という声をよくいただきます。

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画像処理用のCCDカメラ
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検知対象のワーク
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検知対象を検知している画面

3つのパーツから構成される画像処理

画像処理を実現する構成としては、大きく分けて下記3つからなります。

先ずは、「照明」。
ワークを照らし、外部の影響を受けにくくし安定検出することはもちろん、照明の当て方によりわずかな傷や色の差異を鮮明にします。

次が「カメラ」。
ワークの画像データを得るものです、目的により画素数、カラー、白黒、レンズなどを選定します。

そして、「コントローラ」。
カメラから得た画像データをフィルタ処理し、検査したい箇所を鮮明にし、設定した条件により、判定を外部に出力します。

この一連の流れを構築し、画像処理は機能するようになります。機械的に行う事で、作業効率も不適合品の発見率も向上します。

過去と比べ、導入にあたる費用もかなり現実的になってきています。昨今の生産性向上の流れに合わせて、検討をしてみるのはいかがでしょうか。

サイテックでは照明・カメラ・コントローラ、更には制御領域まで一貫して対応することが可能です!



使い方・可能性は多岐に渡る!実は検査システムで代替できることも多くあります。

人の目視による検査では、単純な見落としや検査技能の個人差により精度にムラができる場合がありますが、画像処理装置による検査システムを一度構築すればコスト削減と同時に安定した検査精度を確保できます。
画像処理では以下のようなことができます。

有無検知

ワークの個数や、製品のラベルや添付物など有無を検出することができます。
検出目的としては、最も一般的に利用されているものといえます。

外観検査

ワークの傷や汚れの検査や欠陥・欠損を検出します。
カメラの画素数を上げることで、人の目では確認が難しい微小なものも傷として検出することができます。

寸法測定

ワークの寸法を測定することができます。
ノギスなどと異なり、非接触による測定をインラインで行えるため、デリケートなワークも測定することができます。

位置決め

ワーク上のマークや特定のパターンを認識し、基準位置までの補正値をPLCなどに出力することで、それをもとにしたワークの位置決めを可能とします。

読み取り検査

製品管理で利用されるバーコードやQRコードなどの読み取りをすることができます。
コード以外にも、賞味期限といったようなワークの文字を識別する文字検査も可能です。

画像処理の能力は想像以上に高い!最近ではAIカメラを用いて更に高度な判断も!

カメラの技術は日進月歩で進化しています。
最近ではAI技術の普及により、今までにできなかったような画像処理・判断ができるようになってきています。

また技術力の進歩に合わせて、価格が落ちてきており、導入のハードルも大きく下がってきています。
人手で検査をする工程をお持ちの事業所様は、改めて検討する機会かもしれません。

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てご通信 フッター

てご通信 vol.10

タイトル

センサで物を検知し、制御で動かす。生産性向上のヒント

今注目を集めるAI・IoT技術の普及。インターネット技術の発展がその原動力と言われていますが、その実態はIoTデバイスの価格の低下による普及促進であると言われています。

現状を正しく察知し、それを元に判断し、制御へとつなげていく。今までは手の届かない領域でしたが、今では取り組む現実味も出つつあります。

新設立上げの工場の場合、その考え方の下設計されていることもある為に全体最適が図られたものとなりますが、
一方、今から何かを取り組まなければと考える工場では、第一歩目をどこからにするかという点から考える必要があります。

当社では、その生産性向上の第一歩をセンサの活用によるデータ収集と簡易的な制御を用いた人作業の置き換えからであると考えています。

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先ずは何を「検知」して「どう動かすか」の組み合わせから

物を検知する為のデバイスは多く存在するようになりました。裏面でご紹介するようなセンサを用いて「物の挙動」や、状況を検知することは容易にできます。

センサでは、「1/0」の情報だけではなく距離情報の検知も可能です。その情報を、機械稼働やアラートを発報のキッカケにすることが可能です。

このような提案はセンサメーカーだけではできなく、現場を知っているご担当者様、制御工事会社が一緒に状況を把握していきながら最適解を模索していくという取り組みで実現します。

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状況や目的に合わせたセンサ選定が大切。目的別センサ種別見極め方

各事業所によって求められるセンサ種類は異なります。どのような物を検知したいのか、周辺状況がどのようになっているのかによって用いるセンサは種類が変わってくるものです。

「何か」を検知して、制御へ繋げていく。その一連の流れを当社ではご提案しています。

レーザーセンサ

レーザーを検出物に投射するセンサです。

レーザーが投射物に当たるとそのスポットが見えるため、光軸合わせや検出エリアの特定が容易です。

光電センサと異なり、距離が離れてもスポットが広がらないため小さい物やエリアの検出が可能です。

また検出物の有無だけでなく、検出物との距離を測定できるものもあります。

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光電センサ

主に赤色光線や赤外線を投射するセンサです。

検出方法により、光を遮断時に検出したり、光が検出物に反射してセンサに返ってくる光で検出が可能となります。

液体などの透明体を含む大半の物が検出できることが特徴。10m以上の長距離検出が可能なものもあります。

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ファイバセンサ

光電センサと同じように光を投射するセンサですが、光を光ファイバによって離れた場所での検出ができます。
その為、限られたスペースにも取付け可能です。

さらに光ファイバや投射部自体は電気的な装置ではないため、耐熱素材を使用することもでき高温場所(300℃前後)でも使用することができます。

超音波センサ

超音波を検出物に発信し、その反射を受信することでその有無や距離を検出するセンサです。

レーザーセンサと比較すると精度は高くありませんが長距離での測定が得意です。
検出対象物のサイズや変動幅が大きい物の検出や測定に用いられます。

また他のセンサでは不安定になりがちな液体などの透明体の検出にも強いという特徴があります。

近接センサ

センサが磁界を発生させ、近づいた金属(磁性体)を検出するセンサです。

金属のみを検出するという他センサにはない特徴を持ちます。
ただし、磁石にくっつかない非磁性体(アルミや銅)に対しては検出距離が短くなるので検出素材には注意が必要です。

磁界で検知する為、油やほこりが付着していても障害を起こさないという特徴もあります。

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製造現場のセンサ設置~制御変更についてはサイテックにご相談ください!

製造ラインの変更による制御方法や生産性向上の為の制御改造工事等、数多くの工事実績から貴社の状況に合わせた最適なご提案を致します。

「このような事をしてみたい」という、気軽なご相談からお声がけください。



お問い合わせはこちら

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てご通信 vol.9

てご通信9

工場の安全対策は様々あれど、計装を活用した安全対策に注目が集まります

工場の関心事の一つに「安全」が挙げられます。KYにヒヤリハットによる改善・・・というような日々の取り組みが多いのではないでしょうか?
しかし、よく見てみると「昔ながら」の設計で建てられた工場では、意外に危険な箇所は多くあります。
安全には注意喚起や危険予知等といった人の意識によって改善できるものに合わせて、手すり・柵・防滑床材といったハード面、更に、警告・緊急停止を行うような計装面を活用した取り組みがあります。
工場の設計を大きく変えることはできませんので、意識面・ハード面の次の施策として計装を活用した安全対策へのニーズが上がってきています。

オフディレイタイマー1

できることは多岐に渡る 注意喚起から緊急停止…現場に即した導入を

センサーの設置、その、信号が出された後にどのような動きを行わせるか、その一連の流れを組みあげることが計装を活用した安全対策になります。

 ・人が立ち入ったら機械を緊急停止させる
 ・人が近づいたら注意喚起の信号を発報する
 ・機械が動いているという事を知らせる為の信号を出す 等々

安全を仕組み化することは事業所の安全品質を上げる上では重要です。また、それらを実現させる技術も普及されてきています。どのようなセンサーを用いればよいのか、どのように制御を掛けていけばよいのか、具体的に何を用いて周辺認知をさせるのか、それらを一気通貫で提案できる事業者と一緒に取組むことが良いでしょう。


サイテックで提案をしてきた工場の安全対策事例をご紹介します

私達もお客様のご相談に応じて、安全対策の工事を行う事があります。サイテックは電気制御を強みとしている会社ですので、お客様のご要望に合わせた各種機器の選定から、具体的な制御変更・試運転から後のメンテナンスまでを一貫で行う事ができます。

機会に人を近づけない ライトカーテン

赤外線センサーをカーテンのように配置し、機械に人が近づかない、手を出さないようにするためのものです。センサーが動態を検知することで、機械を緊急停止させます。
よくある事故の一つに、機械のトラブル時に自分で直そうと手を出し巻き込まれる事故です(1人前直前くらいの人に多い)。それをセンサーを活用して防ぐ技術です。

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機械稼働中は人を中に入れない セーフティドアスイッチ

機械稼働中、その周辺エリアに人が誤って入らないようにするためのものです。機械の稼働が停止したことをセンサーが確認し、該当エリアに入る為のカギが開くというものです。
インターロックの生産設備版とお考えいただくと
イメージが付きやすいでしょう。

オフディレイタイマー1

人の立ち入りを検知 赤外線センサ

機械に人を近寄らせないためのセンサーの一つに、左のような赤外線センサーを用いることもあります。
足元で検知することで、人の侵入を検知します。
安全対策の上で計装設備を用いる方法は有効です。また、センサー技術も発展してきている中で、取り組みやすい手法になりつつあります。
しかし大切なことは、機械なので融通が利かないという事。全体を考え最適な設置方法を検討することが大切です。

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てご通信 フッター

てご通信 vol.8

てご通信8

電気制御工事屋が提案するFA装置の簡単設置見える化デバイス

5Gの一般普及が進む中、注目を集めているのがIoTデバイスを用いた見える化です。(実際のところ、5Gの普及とは関係のなく、生産の合理性を追求する上で見える化のニーズが高まっているように感じます。)

私達、制御工事を行っている身としては、制御変更の仕事の延長線上にデータのフィードバックの必要性があると思うものの、具体的な施策がなく、常に裏打ちのない最適化と思われる答えを模索しているようにも感じます。
その中で、今回は私達がご提案している見える化デバイスをご紹介します。

付けるだけ 10分で立ち上がる遠隔監視

過去から「データを常時見たい」という要望はありました。しかし、導入に関する手間とコスト、それによって得られるメリットを天秤にかけた際、投資に値するメリットが生まれるものではありませんでした。

サイテックでは、様々なIpTデバイスの中からスモールスタートが可能なデバイスをご提案しています。
その7つのメリットをご紹介します。

①集中監視システムを、大幅なコストを掛けずに実現。相当安い。
 ・導入費としては約10分の1のコストで実現できたりする。
②システム導入に工事が不要(場合によって工事必要)
 ・工事費用が安い。工事の使用を立案する手間が省ける。
③導入後に簡単な操作で運用が可能
 ・説明書をみて設定するだけで使用可能。
④運用までに時間がかからない
 ・工事期間が極端に少ない。専門設計がいらない。
⑤色々な機器に繋ぐことが出来汎用性がかなり高い
 ・三菱、オムロン、キーエンス等色んなメーカーに改造なしで使用可能
⑥トラブルをすぐに伝えてくれる
 ・トラブルを登録したメールアドレスにすぐに知らせてくれる
⑦警告のしきい値を自由に簡単に変更できる
 ・日々刻々と変化する状況に自由に簡単にパソコン上から変更可能

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手のひらサイズ 工事不要で設置
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FA機器の稼働状況を常時監視
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見やすい画面 全体把握も容易
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機械ごとの稼働状況もすぐ確認

データが手軽に見えることはわかったけど、どうやって生かして現場にメリットを生み出していくのか

工事不要・すぐに立ち上げることができるIoTデバイスにより、機械の稼働状況が把握できるという事はわかりました。
具体的にどのような場面で活用がされているのか、導入事例をピックアップしていき、活用方法をイメージしてみてください。

乾燥炉における温度監視

製品を乾燥炉で処理する製造ラインにおいて、乾燥機の温度にバラつきがあるため、上段/中断/下段3点の温度を計測。

規定時間で温度を目標値に到達させることが品質に関わるため、温度と到達時間を確認するためにデータ収集を行います。オペレータは遠隔で乾燥状態を監視し、到達時間に異常がある場合は、メールで検知しすぐに現場へ状態確認に行くことができます。

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洗浄ラインのプロセス監視

この工場の洗浄工程ではシビアなphコントロールが必要となります。
今までは、定期的に現場に数値を確認しに行っていましたが、このIoTデバイスを導入したことで、簡単にph情報をクラウドに保存することができるようになりました。

異常時には、メールでアラーム通知を出すことが可能。データはクラウドに保存されているため、現場担当者だけではなく、品質保証担当者など複数の部署で簡単に共有することが可能です。

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測定データの保存と異常監視

PLCで制御している設備に後付けすれば、 測定データを保存することができます。 NG品が発生した場合には、メールで異常を通知することも可能です。

今まで不具合品が出ても、それを詳細に検証することができませんでしたが、本デバイスの導入により、機械の劣化状況が分かるようになり、不良品の発生を未然に防ぐことができるようになりました。
データを振り返ることで大きな生産性を上げることができました。

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てご通信 フッター

てご通信 vol.7

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昔に導入した機械に設置されている海外製制御が変更できない…

製造における改善活動、製造品目の変更等によって機械の制御方法を変更するという事は時々あるものです。社内の技術スタッフで対応できることが理想ですが、難しい制御変更等では当社にお声がけを頂きます。

規格が異なるから海外製制御機器は言語から違う

ご相談を頂く中でも良くいただく課題事項が海外製制御機器の回路設計です。海外と国内の制御機器は何故異なるのか、それは世界と日本の規格の差にあります。
日本国内に流通している機器には全てJIS規格が適用されています。一方で海外の場合は地域毎に様々な規格が用意され、その規格において技術が発展しています。
日本国内のJIS規格は高い「安全性」と「信頼性」を要求される規格であり、その土台が制御の仕方の差に表れます。

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制御言語の主流は5つ。国内におけるスタンダードではない=ブラックボックス化。

国際規格で設定されている制御言語は5つです。其々特徴があるものですが、国内ではラダーエディタが主流です。

□ラダーダイアグラム(LD) エディタ
  日本国内で最も普及しているプログラミング言語。
  リレー回路表現したものでビット信号のON/OFFを扱う処理に適している。

□ファンクションブロックダイアグラム(FBD) エディタ
  計装分野で使用されていたものがPLCでも用いられる。
  データの流れが分かり易いというメリットがある。

□ストラクチャードテキスト(ST) エディタ
  複雑な演算や文字列処理の記述を得意とする。
  高級言語に慣れたエンジニアに向いている。

□シーケンシャルファンクションチャート(SFC) エディタ
  状態遷移を記述するのに特化した言語。各工程の遷移
  条件、工程内部処理を別に記述できる点がメリット。

□インストラクションリスト(IL) エディタ
  マイコンで言うアセンブラに相当するもの。
  容量・速度重視のプログラムには有効であった。

日本メーカーが開発当時、英文を利用した開発環境に慣れていなかった為、ラダー言語がPLC開発環境におけるスタンダードになったといわれており、国内ではラダー言語が分かっていれば大半の制御はわかるものです。
一方で、ラダー言語以外の制御方法が組まれているPLCにおいては読解や変更後の設定方法がわからずブラックボックス化して見えてしまうものです。

制御言語を国産化することは可能です。
そして、そこはサイテックが対応します!


PLCの国産化(国産制御への更新)は運用上重要な施策です!

海外の設備に設置されているPLCの言語が理解できない為に、改造や保守が課題となっているケースが見られます。
結果として、トラブル発生後の復旧時間が延びたり、保守の手間がかかる・予備品の過剰確保が必要となるといった
ことにつながっています。

国産化にあたってどの業者に依頼すべきか?

運用性の向上を目指してPLCの国産化に取り組む場合、どのような業者に依頼すべきでしょうか。

勿論、制御のエンジニアに依頼するのですが、その上で、以下の3つの点をチェックしてみてください。

①操業経験に基づくソフトの解析力
 実際に生産ラインがどのように動いているのか、今までにどのような改造を
 施してきたのかを知ったうえで、既存PLCを読解することが求められます。

②保全経験に基づく設計力
 様々な事業所で、どのようなトラブルが起き、保全をしてきたのか、そのノウ
 ハウがダウンタイムを最短にするための設計へとつながります。

③今後想定される改造に向けた思慮力
 国内において生産性向上は必須課題。解決に向けて制御の改造がされることは
 想定されうることです。
 その時に改造がしやすい配慮を設計に織り交ぜているか、そこが電気回路設計
 業者の力量と言えます。

上記の点を踏まえながら、PLCの国産化を進めていくことが中長期に渡って自社の利益に直結すると言えます。

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当社のPLC国産化事例

当社で対応可能な制御の国産化の一例です!お気軽にご相談ください!

<制御メーカー>
□SIEMENS(シーメンス)ソフト解読、三菱PLCへの置き換え
□Rockwell(ロックウェル)ソフト解読、三菱PLCへの置き換え
□Automation(オートメーション)ソフト解読、三菱PLCへの置き換え

<設備機械>
□炉制御システム(焼却炉・鋳造炉・乾燥炉)
□搬送機械システム(ベルトコンベア、空送)
□各種生産ライン(食品製造・ゴム製造・金属加工・化学品)

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てご通信 フッター

てご通信 vol.6

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モータを守ることが目的のサーマルリレー

サーマルリレーとは、電磁接触器と組み合わせて、その電磁接触器で制御するモータなどの電流値が設定値を超えた状態(過負荷状態)を検出する装置です。

これにより、モータが過負荷となった時に、モータが焼損する前に停止させ、保護します。サーマルリレーは単独では機能せず、電磁接触器と合わせて使用します。


手動復帰形と自動復帰形は場所に応じて

サーマルリレーは動作(トリップ)をしたあとトリップ原因を取り除いたらリセットをする必要があります。機械的に作動するものですので、トリップ要因を除去しない状況で復旧をしても、再び動作するか、或いは、適切に動作しない為に機械側の故障へとつながります。

手動復帰形の場合、名の通り手で復帰をさせるまではトリップが継続して働いたままとなります。アナログではありますが、確実な復帰ができるという点では安心ができるものです。一般的に使用されているのは、この手動復帰形になります。

一方で、自動復帰形はサーマルが動作(トリップ)したあと、自動でリセットがかかる仕組みになっています。設備が止まった後に自動で再稼働をしますので、様々な注意が必要となります。人の操作が容易ではない場所に設置されている場合が多いです。

確実にトリップした原因を把握し、改善することが必要です。原因を突き止め、改善をしなければ他機械へトラブルが波及するリスクもあります。その目的を
ブラすことなく、機器選定をしていくことが必要です。

オフディレイタイマー1
設備保全の上で重要な役割を持つ
サーマルリレー
オフディレイタイマー1
上記のように電磁接触器とセットで
用いられます
オフディレイタイマー1
トラブルを大事にしない為に
用いられます

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サーマルリレーのトラブル要因を3つご説明します。

サーマルリレーが故障するケースは他の制御機器と比べて少ない方です。
そのため、一度設置した後にそのまま長年使用しているというお客様も多いように感じます。
しかし、確実に経年劣化は発生しますし、知らぬうちに故障していたというケースも聞かれます。

バイメタルの劣化による特性のズレ

サーマルリレーは、その内部にある2種類の金属合板の熱膨張率の差異を用いて、過電流が流れた時に発生する熱を検知、動作(トリップ)させるという仕組みになっています。

常に、一定熱量以下であればよいですが、現実は起動電流等で、整定値よりも加温されるケースも多々ある中で運用されていきます。
内部部品(熱を検出する金属など)の微小なズレなどにより動作特性(トリップを検出する電流値やその時間)が変動してくることも見られます。

オフディレイタイマー1
トリップ状態。ズレがあっても
どうにか作動してくれれば良い

ヒーター焼き切れによる機能停止

上記は熱によるバイメタルの変化に対する劣化でしたが、一方で、電流を熱に変えるヒーターがトラブルになるケースもあります。

過大な電流が頻繁に流れたり、短絡保護が上手くできていないと、サーマルリレー内部の電流を熱に変換するヒーター線が溶断し、過負荷を検出できなくなってしまいます。このような状況になってしまうと、サーマルリレーはその機能を失ってしまいます。

オフディレイタイマー1
問題なさそうでもヒーターが
焼ききれて作動不良という事も

電磁接触器との接続導体の破損

また、時たま見られるトラブルとして電磁接触器との接続導体の破損があります。

各社のサーマルリレーのうち小型の機種は電磁接触器と接続する端子が細い棒状になっており、接続時端子ネジの締め付けすぎや取付盤の振動などが原因で、接続導体が折れて欠相状態となります。

折角設置をしても、設置方法が悪く機能していなかったという事も事象もありました。

オフディレイタイマー1
赤枠部分が折れていたという
場面に出くわすこともあります

交換目安は10年。故障が分かりにくいからこそしっかりと。

サーマルリレーはトラブルが起きていても検知がしにくいというのが本音の部分です。

一般に交換時期は約10年を目安に、起動電流が多く・長くかかる設備等は、交換期間を短く設定することが理想と言えます。数多くの部品の中の1つではありますが、その部分まで台帳管理などをして保守していくことが安定した工場稼働の上で重要です。

てご通信 フッター