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鋳造工場の注湯場トロリー線転轍機において、ブレーカーがトリップしてホイストが動かなくなったというご相談を受けました。
長年にわたって工場を稼働していると、どこかで不具合が起きて頻繁にブレーカーが落ちてしまうということが起こることがあります。
安定した工場運営の為には、早期の原因調査が不可欠です。
ブレーカーがトリップし、ホイストが動かなくなってしまったため、原因を特定し直してほしいとのご要望でした。
ホイストを操作していた作業員によると、「一度ブレーカーがトリップしてから復帰させ、再度運転しようとしたところ、今度は別のブレーカーがトリップした」とのことでした。
該当ブレーカーを分解してみると、トリップさせるためのコイルが焼けており、トリップできない状態となっておりました。
トロリー側では、電源供給ケーブル3相のうちT相のケーブルが断線しS相のトロリーと接触した跡が確認できました。
原因はおそらく経年劣化であり、焼けたブレーカーの交換と断線したケーブルを補修しました。
そしてケーブルと他ブレーカーに焼損等異常がないかの確認した後、ホイストを運転し、正常に運転している事を確認しました。
近年、AIやIoTの技術が進化し、工場においてもIoT化、スマートファクトリー化が進んでいます。
そのIoT化、スマートファクトリー化の第一歩として導入すべきなのがセンサです。
古い工場の場合、まだまだセンサの導入によって改善できる箇所が多く存在します。
以下のような悩みを抱えている方は、センサの種類と役割を理解し、状況に適したセンサを導入することをおすすめします。
□人的ミスを減らし、製品の品質を均一化したい
□熟練工の高齢化が進んでいるため、自動化を進めたい
□省人化、省力化してコストダウンしたい
□作業員の安全を確保したい
□製造ラインの変更に伴い、作業の効率化を図りたい
まずは各センサがどのように物体等を検知しているのかを確認し、皆様の事業所にどの種類のセンサが適しているかを理解する必要があります。
赤外線や可視光線、レーザなどの光を利用し、接触せずに物体の有無や凹凸などを検知します。
物体の種類や設置場所を問わずに使用できるため、様々な場面で活躍します。
製品の品質向上だけでなく、安全対策の用途でもよく使用されています。
【光を使用して検知する主なセンサ】:
光電センサ、レーザセンサ、ファイバセンサ
過電流を使用したセンサは、先端の検出コイルから磁界を発生させ、金属を検知するセンサです。
測定対象が金属のみという点と、測定距離が近いということが主な特徴です。
磁界で検出するため、ほこりや油が付着していても問題なく検知できるというところが長所です。
先端部分の接触子に個体を接触させることで検出します。
他のセンサと比べ、耐久性や導入コストでは劣りますが、直接接触して検出するため、より高精度で検出することができます。
専用のカメラで撮影した画像を、ノイズ除去などの処理を行って物体の有無や色、面積などを検出します。
主にカメラ、照明、レンズ、画像処理装置から構成され、製品の外観検査や寸法検査、ラベルなどの文字の読み取りなどでも使用できます。
光を使用したセンサと同様、物体の種類を問わず検出可能ですが、立体的な物体の検査には向きません。
わたしたちは、岡山県倉敷市を中心に制御工事を行っている会社です。
皆様の工場の各設備の運用状況を把握し、省人化や効率化、安全性の向上を図る最適なセンサの選定から設置工事まで行います。
工場設備の小さなお困りごとなどございましたら、お気軽にお問い合わせください。
お客様の新しい作業用建屋で、電源盤の据え付け工事を行いました。
新しく建屋などを建てる際、必ず電源の引き込みや電源盤の据え付け工事が必要となります。
今回はお客様の予算のご要望を受け、他社よりも安い費用で工事を行いました。
限られた予算内で、溶接をしないように構造物に固定して新しい電源盤を作成してほしいとご依頼をいただきました。
また、メイン電源のケーブルが短いので継ぎ足して届くようにしてほしいとのご要望もありました。
溶接不可のため、固定用の金具を自社で作成し、それを固定して電源盤を設置しました。
また、メイン電源ケーブルは、電源盤の上部で継ぎ足すケーブルを最小限の長さにして接続しました。
これにより、最近ケーブル部材が高騰している中で、工事費をかなり抑えることができました。