-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー

産業廃棄物処理施設において、再処理設備の試運転とその後の調整を行いました。
新規プラントの運転が想定通りに動くかどうかのチェックと、違う場合に回路の修正をしてほしいとの要望でした。
お客様からお聞きした要望を現在の設備で実現可能かどうかの精査をしました。
また、豊富な実績に基づいた数多くの選択肢の中から、出来るだけ費用を抑えて出来る改造方法をご提案させていただきました。
あらかじめ、問題点を洗い出して調整に臨んだのでスムーズに仕事がすすみました。
試運転調整時にいつも機械的な問題が起こるのですが、それを電気的に改良を加えることで問題の解決を図りました。
皆様の工場でも、新設・改造したプラント等について試運転・調整などのご要望がございましたら、お気軽にご相談ください。
皆さんは、工場内の配管や様々な設備から起きているエア漏れについて意識しているでしょうか?
実は、工場全体のエア使用量の20~30%がエア漏れを起こしていると一般的に言われています。
しかし、中にはエア漏れが起きている状態が当たり前になっている事業所があることも事実です。
蒸気漏れや水漏れと違い目に見えなかったり、においがしなかったり、火災などの危険性もないため、そのまま放置されていることが多いのです。
エア漏れが起きているということはつまりエネルギーをロスしているということなので、コスト削減のためにもエア漏れを軽減させることは非常に重要です。
◆エア漏れが起きているのは把握しているが、どこから漏れているかわからない
◆定時外や夜間に従業員みんなでエア漏れの音を聞いてエア漏れ箇所を探している…
◆コンプレッサの電気代を削減したい…
◆新たな省エネ対策を探している…
◆グループ会社や取引先から脱炭素への取り組みを要請されたが、何を行えばよいかわからない…
工場内でよくエア漏れが起きている箇所をご紹介します。
これまでにも簡易的なエア漏れの検知方法はありましたが、弱点も多くすべてのエア漏れを検知できないのが事実です。
◆人間の耳でエア漏れの音を聞き取る
⇒工場稼働中は様々な設備が動く音で、なかなかエア漏れの音を聞き取れません。
◆石鹸水を吹きかける
⇒エア漏れが起きていそうなところに石鹸水を吹きかけて泡立つかどうかでエア漏れを検知します。
◆エア漏れ検知スプレーをかける
⇒専用のスプレーを吹きかけて検知する方法ですが、石鹸水と同様工場全体のエア漏れを検知するのは困難です。
わたしたちがご紹介するエア漏れ診断は従来のものとは異なり、「エア漏れの音を見える化する特殊なカメラ」を使用してエア漏れを検知します。
カメラを持って様々な設備を映しながら工場内を巡回する方法でエア漏れを検知できるため、従来のエア漏れ診断よりも広範囲を短時間で、しかも工場稼働中に診断できます。
◆エア漏れの音のみを検知する
⇒工場内の騒音は拾わずにエア漏れの音のみを検知できるため、稼働中にエア漏れ診断ができます。
◆20~30m離れた場所のエア漏れも検知可能
⇒高所に敷設された配管からのエア漏れも検知できます。
◆エア漏れ箇所の特定だけでなく、漏れ量も測定可能
⇒どこからどれくらい漏れているかがわかります。
◆エアだけでなく、窒素や冷媒(フロン)なども検知可能
⇒気体が漏れる音を検知するため、エア以外も検知可能です。
◆微小なエア漏れも検知
⇒人の耳では音を聞き取れないような小さなエア漏れも検知します。
サイテックでは、この特殊なカメラを持ってお客様の工場を巡回してエア漏れ診断を行い、診断結果をレポートとして即日提供いたします。
エア漏れ診断の特徴は以下の通りです。
◆漏れ箇所の写真とともに、漏れ量や年間損失額、CO2排出量まで記載
⇒お客様の設備状況を聞いたうえで、漏れ量から金額やCO2換算までいたします。
◆漏れ量の多い順に並べた一覧表も記載
⇒すべてのエア漏れを直すのではなく、上位数か所を直して全体の〇%のエア漏れを軽減するという使い方ができます。
◆検査後すぐにレポートを提供
⇒診断後、当日中もしくは翌日までにレポートを提供します。
◆広い工場も1~2日で診断可能
⇒配管の敷設状況等にもよりますが、大きな工場でも1~2日ですべて診断できるケースが多いです。
◆サービス価格は1日あたり35万円(税抜き・出張費別)から
⇒価格は診断にかかる日数で決まりますが、約1年で投資回収ができる場合もあります。
実際に特殊なカメラを使用したエア漏れ診断を行った事例をご紹介します。
【お客様情報】
・建物:4階建て
・測定対象面積:約4,000㎡(1,000㎡×4階)
・年間稼働時間:8,760時間(24時間稼働)
・1時間当たりの電気使用料金:16.9円/kWh
【診断結果概要】
・検査所要時間:約1時間
・漏れ箇所数:39ヶ所
・漏れ量合計:60.5L/min
・年間損失金額:151,439円/年
【お客様情報】
・建物:2階建て
・測定対象面積:約3,200㎡(1,600㎡×2階)
・年間稼働時間:8,760時間(24時間稼働)
・1時間当たりの電気使用料金:16.9円/kWh
【診断結果概要】
・検査所要時間:約2時間
・漏れ箇所数:38ヶ所
・漏れ量合計:59.5L/min
・年間損失金額:92,888円/年
「実物をみてどのようにエア漏れ診断をするのか知りたい」、「実際どれくらいの漏れまで検知できるのか知りたい」、という方のために、現在無料デモンストレーションを実施しています。
お客様の工場にお伺いし、カメラを持って1時間工場を巡回します。
実際のエア漏れ検知の様子がわかるだけでなく、レポートまで提供いたします。
ご興味のある方は、まずは無料デモンストレーションからお気軽にお試しください。
燃料代の高騰が続いている昨今、製造業の皆様も電気代の高騰に困っている方が多いのではないでしょうか?
「これまで様々な省エネ対策を行ってきて、もうこれ以上どのような省エネ対策を行えばよいかわからない」というお声を私たちもよくお客様から耳にします。
そこで今回は、一般的に工場全体の電気使用量の20~25%を消費していると言われている「コンプレッサ」の省エネについてご紹介します。
コンプレッサの省エネは、「安定した圧力を維持しながらいかに吐出圧力の設定を下げられるか」です。
以下にご紹介する吐出圧力を下げる方法のうち、皆様の事業所でまだ行っていないものがあったら、ぜひ行うことをおすすめします。
これらの省エネ手法のうち、今回は「台数制御盤による制御」に焦点を当てて解説いたします。
「すでに台数制御盤は設置済みで複数台を制御しているよ」という方も、実はまだまだ台数制御盤の更新による省エネの余地はあります。
台数制御盤は様々なコンプレッサメーカーが製造・販売していますが、これらには以下の弱点があります。
◆メーカーや機種の縛りがあり、他のメーカー製のコンプレッサは単独運転している…
◆1か所に集中して設置されたコンプレッサのみ制御対象で、離れた場所に設置されたものは制御できない…
◆インバータ機は簡易的な制御のみで回転数まで考慮した制御ができない…
わたしたちがご紹介する台数制御盤は、通常のコンプレッサメーカーによる台数制御盤とは異なる様々な機能を持っているため、すでに他社製の台数制御盤を導入している工場でも、台数制御盤を更新することで最大20%のさらなる省エネを実現できます。
さらなる省エネを実現できるのは、以下のような理由・制御方法があるからです。
◆国内外のメーカー、さらに機種・出力まで幅広く対応できる
⇒メーカーや機種・出力の垣根を越えてほぼすべてのコンプレッサを制御できます。
◆分散設置されたコンプレッサも制御可能
⇒同一配管上の離れたコンプレッサも制御できるため、工場全体の最適な運転を実現します。
◆インバータ機の回転数も考慮して制御ができる
⇒インバータの回転数も読み込んで制御するため、不要なインバータ機の起動を防止します。
◆グループ制御により効率的な運転を実現
⇒異なる機種・出力のコンプレッサをグループ化してコントロールすることで、より効率的に運転できます。
◆軽故障機の負荷を軽減した運転により、急停止を防ぐ
⇒メンテナンス時期が近い機やトラブルの予兆が起きている機の負荷を軽減し、メンテナンスまでの時間を稼ぎます。
以上のような機能を持つ特殊な台数制御盤ですが、もちろんすべてのお客様において大きな省エネ効果が見込まれるわけではありません。
特殊台数制御盤の導入により大きな省エネ効果が見込まれる場合と、そうでない場合があります。
たとえば、大きな省エネ効果が見込まれるケースとしては、①工場が古く、コンプレッサのメーカー・機種がバラバラ、②コンプレッサが3台以上設置されている、③インバータ搭載機の割合が全体の30%未満、④一か所でなく複数箇所に設置している、⑤工場が24時間稼働、などです。
「実際に導入を検討する前に、自社の場合どれくらいの省エネ効果があるのかを事前に知りたい」という方の為に、コンプレッサの設置状況等を簡易シートに記入するだけで省エネシミュレーションを行うサービスを無料で行っています。
まずは無料省エネシミュレーションからお試しください。
これまで、台数制御盤の導入によるコンプレッサの省エネについて解説しました。
このような省エネ手法を行う前にまず行うべきなのが、「現状の把握」です。
今回の場合は電気使用量ですが、全体の電力使用量だけでなく、「どの設備・ラインでどれくらいの電力を消費しているのか」を知ることで、具体的な省エネ対策が見えてきます。
台数制御盤の導入についても、設備・ライン単位の電力使用量を把握しておくことで、対策前と後の測定により導入効果を数字で見ることができます。
電気使用量(その他の様々なデータも計測可能)の可視化を簡単に実現するのが、無線を使った電力可視化IoTデバイスです。
最小単位から導入が可能でスモールスタートを実現でき、またセキュリティの都合でクラウドが使用できない会社様でも活用しやすいIoT商品です。
詳しくは、「設備別・ライン別CO2排出量の可視化」ページよりご覧ください。