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日別アーカイブ: 2024年3月21日

送風機のトラブル要因調査及び修繕

当事例では、製造業のお客様の工場で、送風機のトラブル要因調査及び修繕を行いました。

お客様の要望内容・依頼背景

スターデルタ起動をする送風機がスター起動からデルタ起動に切り替わらないことがあったようです。しかしながら、電源を落とした後再起動したらデルタ起動に切り替わったとのことでした。そこで、当社へ「原因を調査してほしい…」とご依頼いただきました。

当社の提案・施工内容

盤上部の入線口に隙間があり、スター起動用の電磁接触器の上など盤内全てに粉塵が積もっておりました。お客様が撮った写真によりますと、電源がOFFになっているにも関わらず電磁接触器の可動接点が戻り切っていないようでした。

内部を確認しますと粉塵が大量に入り込んでおり、手動で接点を押し込み離すとわずかしか接点が戻ってこずデルタ用電磁接触器がONするためのb接に導通がない状態であることが判明しました。これにより切替タイマーが作動してもデルタ起動しなかったようですので、盤全体を清掃し入線口を埋めることで再発を防いでおります。

また、スター用電磁接触器の接点に溶融が見られましたのでお客様に報告いたしましたところ「交換してほしい…」とのことでしたので交換まで対応しています。

施工前

電磁接触器

1

接点

2

施工後

電磁接触器

3

全体

4

当社スタッフより

社員7

当社では、このようなあらゆる工場の電気的トラブルに対応することが可能です。

「この困りごと、どこに依頼すればよいかなぁ…」とお困りの際は、是非サイテックにご相談ください。

ホイストクレーン 修理・メンテナンス

当事例では、製造業関連の工場向けに、ホイストクレーンのメンテナンス・修理を行いました。

お客様の要望内容・依頼背景

お客様より、「ホイストの巻下がボタンから手を離しても止まらない…」とご相談いただきました。そこで、当社にて要因調査、並びに対策案を模索しました。

当社の提案・施工内容

回収したホイストを調べてみると、電源が入っていないにも関わらず巻下用の電磁接触器がONになった状態で、さらに制御ボックス内に白い石のようなものが多数見られました。

制御ボックス内の抵抗が割れており、その破片が電磁接触器の接点可動部に挟まったことによる動作不良でした。破片を取り除き、抵抗を交換することで正常化することに成功しました。

施工の様子

制御ボックス

2

抵抗の割れ

1

当社スタッフより

社員7

お客様によりますと、最近ホイスト本体を柱に何度かぶつけてしまったことがあったそうです。長年使っていたホイストですから抵抗が経年劣化で破損した可能性もありますが、物理的に破損してしまったのかもしれません。

当事例のようなホイストクレーンの修理・メンテナンスなどのご依頼もお気軽にサイテックまでご相談ください。迅速かつ、柔軟な対応でお客様のお困りごとを解決いたします。

造型機冷却ラインの出力ユニット交換

製造業のお客様の工場で、油圧シリンダーの不良対策を行いました。
当社では、このようなライン設備の不良対策も承っています。

お客様の要望内容・依頼背景

造型機冷却ラインにおける油圧シリンダーの戻る動きが異様に遅い状態になっていました。
そこで、当社へ「この要因の調査・並びに対策をしてほしい…」といったご相談をいただきました。

当社の提案・施工内容

調査すると、電磁弁に信号が入っておらず惰性でシリンダーが戻っている状態でした。信号はPLCの出力ユニットから直接電磁弁へ出される仕様だったのですが、プログラム上は出力されているにも関わらず有点の出力接点にて電圧が確認できませんでしたので、出力ユニットの接点不良と見なし交換いたしました。これによりシリンダーの動きは正常なものとなりました。

回収いたしました出力ユニットは使用から約6年とのことでしたので寿命の可能性もありましたが分解し接点を確認しましたところ、同様の動きをするエアーの電磁弁に出力されている接点よりも激しく摩耗しておりました。

PLCの接点容量はメーカーによると「AC240V 2A」、電磁弁は約0.6秒間しかONせず始動電流値は「約5A」でした。この使い方ですと容量オーバーのように思われました。また同様の使い方かつ同じ電磁弁が複数ありましたので、お客様にご報告した所、何かしら対策できないかとのご相談がありましたので、接点容量の大きいリレーを間に入れることで対応しています。

施工前

摩耗した接点(赤丸)

1

リレー無し

2

施工後

リレー設置

3

当社スタッフより

社員7

お客様の工場で使用されている油圧の電磁弁は、エアーの電磁弁より始動電流の高いものばかりで、13カ所ございました。接点容量の大きいリレーを間に入れることで予め接点不良に陥ることを防止しています。

当社では当事例のように単にいらいいただいたことのみならず、その調査結果を踏まえ、お客様に最適な提案を行っています。お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。