常時エアブローしている場所にインパクトブローバルブを取り付ける工事を行いました。
エアブローは、加工工場での洗浄後の水切りや切粉、ほこりの除去、乾燥や冷却など、あらゆる工場で使用されています。
工場全体の約70%のエアを使用しているとも言われているため、エアブローのエア消費量を削減することは工場全体の省エネに直結します。
今回は、特にエアブローを多く使用する鋳造業のお客様より、エア消費量を削減しながら砂の回収量を上げたいというご要望をいただきました。
施工前の様子
制御盤 外観
ショットブラストを制御する制御盤と配線の工事前の様子です。
制御盤 内部
施工前の制御盤内部の様子です。
連続ショットブラスト
これまでは常時エアブローしていました。
当社の提案・施工内容
インパクトブローバルブの取付とともに制御盤内にフリッカータイマーを追加しました。
エアーブローの吹き付け時間は、これまで常時吹き付けていたものから、0.5秒間吹き付け、2.0秒間停止させるようフリッカータイマーにて制御しました。
さらに、効率的に砂を回収できるようにエアーブロー場所を変更しやすいよう架台を作成しました。
施工中の様子
施工中の様子
制御盤内部を作業している様子です。
施工後の様子
制御盤 外観
制御盤から上にのびる赤い配線が、今回あらたに設置した配線です。
制御盤 内部
フリッカータイマーを新たに取り付けました。(写真の赤枠部分)
インパクトブローバルブ
エアブロー場所を自由に変更できるよう架台を設置しました。
当社スタッフより
インパクトブローバルブの取付により、エアーの消費量を20%ほど削減することができました。
砂の回収量の効果については、正確な数値がわかるには時間がかかりますが、現場スタッフの体感としては以前と同等かそれ以上であるとのことです。
実際のオペをお客様と確認して、エアブローの角度や位置を調整しました。