電気制御工事屋が提案するFA装置の簡単設置見える化デバイス
5Gの一般普及が進む中、注目を集めているのがIoTデバイスを用いた見える化です。(実際のところ、5Gの普及とは関係のなく、生産の合理性を追求する上で見える化のニーズが高まっているように感じます。)
私達、制御工事を行っている身としては、制御変更の仕事の延長線上にデータのフィードバックの必要性があると思うものの、具体的な施策がなく、常に裏打ちのない最適化と思われる答えを模索しているようにも感じます。
その中で、今回は私達がご提案している見える化デバイスをご紹介します。
付けるだけ 10分で立ち上がる遠隔監視
過去から「データを常時見たい」という要望はありました。しかし、導入に関する手間とコスト、それによって得られるメリットを天秤にかけた際、投資に値するメリットが生まれるものではありませんでした。
サイテックでは、様々なIpTデバイスの中からスモールスタートが可能なデバイスをご提案しています。
その7つのメリットをご紹介します。
①集中監視システムを、大幅なコストを掛けずに実現。相当安い。
・導入費としては約10分の1のコストで実現できたりする。
②システム導入に工事が不要(場合によって工事必要)
・工事費用が安い。工事の使用を立案する手間が省ける。
③導入後に簡単な操作で運用が可能
・説明書をみて設定するだけで使用可能。
④運用までに時間がかからない
・工事期間が極端に少ない。専門設計がいらない。
⑤色々な機器に繋ぐことが出来汎用性がかなり高い
・三菱、オムロン、キーエンス等色んなメーカーに改造なしで使用可能
⑥トラブルをすぐに伝えてくれる
・トラブルを登録したメールアドレスにすぐに知らせてくれる
⑦警告のしきい値を自由に簡単に変更できる
・日々刻々と変化する状況に自由に簡単にパソコン上から変更可能
手のひらサイズ 工事不要で設置
FA機器の稼働状況を常時監視
見やすい画面 全体把握も容易
機械ごとの稼働状況もすぐ確認
データが手軽に見えることはわかったけど、どうやって生かして現場にメリットを生み出していくのか
工事不要・すぐに立ち上げることができるIoTデバイスにより、機械の稼働状況が把握できるという事はわかりました。
具体的にどのような場面で活用がされているのか、導入事例をピックアップしていき、活用方法をイメージしてみてください。
乾燥炉における温度監視
製品を乾燥炉で処理する製造ラインにおいて、乾燥機の温度にバラつきがあるため、上段/中断/下段3点の温度を計測。
規定時間で温度を目標値に到達させることが品質に関わるため、温度と到達時間を確認するためにデータ収集を行います。オペレータは遠隔で乾燥状態を監視し、到達時間に異常がある場合は、メールで検知しすぐに現場へ状態確認に行くことができます。
洗浄ラインのプロセス監視
この工場の洗浄工程ではシビアなphコントロールが必要となります。
今までは、定期的に現場に数値を確認しに行っていましたが、このIoTデバイスを導入したことで、簡単にph情報をクラウドに保存することができるようになりました。
異常時には、メールでアラーム通知を出すことが可能。データはクラウドに保存されているため、現場担当者だけではなく、品質保証担当者など複数の部署で簡単に共有することが可能です。
測定データの保存と異常監視
PLCで制御している設備に後付けすれば、 測定データを保存することができます。 NG品が発生した場合には、メールで異常を通知することも可能です。
今まで不具合品が出ても、それを詳細に検証することができませんでしたが、本デバイスの導入により、機械の劣化状況が分かるようになり、不良品の発生を未然に防ぐことができるようになりました。
データを振り返ることで大きな生産性を上げることができました。