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PLCは、電源の供給不足や、プログラムのミス、配線や接触不良等のハードウェアの故障、温度や振動等の環境の問題、ストレージ容量の不足など、様々な要因によって動作異常・トラブルが起きてしまいます。
同じ異常・トラブルが頻発していたり、原因がわからない、あるいは原因の特定に時間がかかる、そのためとりあえず再起動して対応しているという方は多いのではないでしょうか。
当社がご提案するサンプリングトレースは、PLCのトラブルが起きたときにあとから原因追及ができるように通常ではない動きを記録する仕掛けです。
三菱やオムロン等主要なメーカーのPLCには一般的に搭載されていますが、上手く活用されていないケースが多いです。
サンプリングトレースを活用することで、いつ起きるかわからない異常について、スムーズに原因を特定して異常解消することに役立ちます。
またサンプリングトレースが搭載されていないPLCをお使いの方は、更新をお勧めします。(更新について詳細はこちら)
サンプリングトレースとは、指定したデバイスが立ち上がりや立ち下り等、指定した動きをした際、
その前後にPLC内でどのような処理が行われたかをグラフや表の形で記録することができる機能のことです。
いつ発生するかわからないトラブルをトリガに設定することで、デバイスの動きを過去に遡って確認し原因の特定につなげることができます。
□突然トラブルが発生するためその時に対処できる担当者がいるとは限らない
□トラブル発生後に担当者が現場に急行しても原因がわからないことがある
□原因を特定するために1日張り付いたりと手間や時間がかかる
□根本的な原因がわからず、同じトラブルが頻発して作業効率が落ちてしまう
□デバイスの動きを過去に遡って確認できる
□トラブルはいつ発生するかわからないので記録が残って安心
□トラブル発生時に担当者が不在でも原因を特定できる
□スムーズに原因を特定できるため短期間での異常解消に役立つ
以下のような形でサンプリングトレースはPLCの異常動作の原因特定を行うことができます。
これは、サンプリングトレースを開始させるためのプログラムです。
PLCのソフトから直接開始させることも可能ですが、モニタリングができるようあえてプログラムを導入しています。
黄色いラインがトリガです。
グラフの水色の部分はトレースしているデバイスがONになっている事を示しております。
ここからの解析によって正しく作動していないセンサーがあることが判明し、部品を交換することでトラブルが改善されました。
グラフではなく表になりますが、CSVファイルに保存することも可能です。
今回のような入力リレー、出力リレーなどはONしていると「*」が表記され、データレジスタなどは数値が表示されます。
データ取得タイミングやトリガも表示されます。
実際にサンプリングトレースを用いてPLCの不具合を解決した事例をご紹介いたします。
さらに詳しい解析の例をご説明しておりますので、ぜひご覧ください
トレース結果は初期設定だとRAMに保存されますので、PLCの電源が落とされた場合、過去のトレース結果を読み出すことができなくなります。
また、トレースする時間やデバイスの数でトレース結果の容量が大きくなり、場合によってはRAMに保存しきれなくなってしまいます。
あらかじめデバイスは厳選しておいた方がいいでしょう。
サイテックは、岡山県倉敷市の電気工事会社です。
倉敷市内や岡山県内の事業者様を中心に、これまで多くの工場の電気設備の工事を行ってきました。
PLCの不具合にお悩みの方は、ぜひご相談ください。
また、更新・リプレース工事も行っております。更新・リプレースに関しての詳細はこちら
岡山県内でPLCの工事を検討している方がいらっしゃいましたら、お気軽に私たちにお問い合わせください。